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lineage もうひとつの物語
オーレン戦役
アイスクイーン
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クイーンの魔力提供により無限とはいかないが期限に余裕があるため焦ってはいないものの早目に制圧部隊へ打診をするためおおまかに方針を打ち出しす。


そしてその打診を受けた一人はナイル。

「ナタリシア様、象牙の搭より救援要請がきております。詳しい事情を聞くため少し離れてもよろしいでしょうか」

ここはギラン支部から提供を受けた建物で現在ナターシャ達のアジトとなっている場所。
アレンのアジトは北地区にあるがナターシャのアジトは東地区に位置している。

「フィオナさんと二人ですぐに向かってください。詳しいことがわかり次第便箋で知らせてくださいね」

ナターシャは快く承諾しナイルへ白紙の便箋を手渡した。
それを受け取ったナイルはすぐさまフィオナを連れ象牙の搭へテレポートしていった。

「例のデーモンのことでしょうか」

ハスランは一人呟く。

「すぐにわかるでしょう。私達は連絡を待ちながら鍛練に勤しみましょう」

ナターシャ達は現在ギランを拠点としギランケイブで鍛練をしている。
ドラゴンバレーのほうが近いのだがナターシャとフィオナをメインにするため目立たないケイブを選んだ。
ケイブを探索しつつモンスターを相手にし全員かなりのレベルアップを果たしている。
これより場所を変えようと話していた矢先のことだった。
回復の要であるウィザードがいないため場所を変えることなくギランケイブへ向かう三人だった。



象牙の搭へテレポートした二人は真っ直ぐタラスの元へ向かった。
その部屋には30人ほどのウィザードが押し寄せタラスの説明を待っていた。
その中にアーニャの姿があるがナイルには知る由もない。
タラスの横にはアイスクイーンが同席しており余程のことなのだと察する。

「これで全員揃ったようだな。早速だが諸君らに頼みたいことがある。デーモンが出現し4階から上のフロアを封印したのは皆知っているだろう。その封印術はアイスクイーン殿の協力を得て安定しているものの永遠とはいかない。そこでだ、下層フロアから順に制圧していき封印フロアを減らしたいと考えておる。諸君らにその制圧部隊として戦ってほしいのだがどうか?」

そこまで一気に話終えると見渡すように視線を投げ掛ける。
あるものは俯き、あるものは目線を逸らすことなく見つめ返し反応は様々だ。

「これは強制ではない。お願いとして受け取ってほしい。協力してもらえる者は是非とも協力してもらいたい」

そして制圧の概要を説明し解散となった。
フィオナは昔の同僚に会ってくると言い出ていきその後も次々と退出していき残ったのはナイルとタラス、アイスクイーンの三名となった。

「タラス様、我がパーティーは参加すると思われます」

タラスは喜び口を開こうとするがナイル
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