金字塔のデストロイヤー
第14話
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は紫藤さんの事を覚えていたのか家に上げられて、お茶を飲みながら世間話に花を咲かせる。
しばらくするとイッセー君と部長が帰って来たようだ。そう言えば部長、同棲してるんでしたっけ。その欲望に忠実な所は評価しますよ。ただ、学生の身分という事だけは忘れないで下さいね。
紫藤さんはイッセー君が悪魔に転生している事にもの凄く落ち込んでいました。おばさんは、リアス部長を見て落ち込んでいると勘違いしてくれたのでそのまま御暇をさせて貰いましょう。
教会に向かう道すがら、イッセー君が悪魔に転生した事情や赤龍帝の篭手に関する事を説明すると更に落ち込んでしまった。ついでに左腕の事を話すと完全にダウンしてしまった。そんな紫藤さんをゼノヴィアさんが担いで教会まで運ぶ。
「アーシアさん、居ますか?」
「は〜い、祐斗さん。そちらのお二人が派遣されて来たエクソシスト様ですか?」
「そうです。ゼノヴィアさんと紫藤さんです。お二人とも、紹介します。彼女はアーシア・アルジェントさん。名前位は聞いた事があるでしょう?」
「もしや、『魔女』のアーシア・アルジェントか?」
『魔女』という単語にアーシアさんの方が跳ねる。
「へぇ、あなたが一時期話題になってた『魔女』になった『聖女』さん?悪魔や堕天使でも癒す能力を持ってたらしいわね」
今までダウンしていたイリナさんも興味を持ったのか復活してきました。
「……わ、私は」
はぁ〜、この二人も周囲の言葉を鵜呑みにするタイプですか。アーシアさんを蔑んだ目で見る二人に拳骨を落とします。
「お二人とも、彼女の事をどれだけ知っているのですか」
少しだけ怒気を込めて二人に質問します。
「いてて、悪魔の傷を治療したんでしょう」
「ええ、そうですね。その状況が既におかしいと気付かないのですか?」
「「?」」
本気で分かっていないみたいですね。
「アーシアさん、貴方が悪魔を治療したのは何処ですか?」
「えっ?その、教会の隣にあるちょっとした花壇がある場所です」
「お二人とも気付いた事はありますか?」
「何かあるか、イリナ?」
「うん?なんか違和感があるんだけど」
「なら、少しだけ言い方を変えましょう。教会の敷地内に傷ついた悪魔が入って来てなんでエクソシストが居ないんですか?しかも治療している姿を見ていた人物は居るのにその悪魔に追手がなぜ刺し向けられていないんですか?」
「「……あ!!」」
「ようやく気付きましたか。そんな状況、どう考えても誰かの手引きが無ければ発生しませんよ。中級、下級の天使様達、一般のエクソシスト達は何も考えずにアーシアさんのことを追放していますが、それだけで済んでいるのはミカエル様達が追手も破門も許可して
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