第一部
第二章
負けないから。
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刹那、後悔が祐二の脳裏を走った。
ううん。これでいいんだ。
祐二は思った。
だって今、こんなに幸せなんだから。
夜は雨だった。ポツポツと雨音が耳に響いた。眠れない夜だった。祐二はクリスマスクルーズのとき、降船時に撮ってもらった写真を眺めてその時間を過ごした。いろいろなことがあった。
今そこには、去年とは全く異なる祐二がいた。大人への反発心も収まり、人を受け入れることもできるようになっていた。友達の気持ちを解し、仲間も大勢できた。
一人の少年が、愛を通して、大人になろうとしていた。
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