第二章
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がいいかな」
「何時ト言ワレマシテモ」
彼女は物凄くたどたどしい日本語で応える。俺もその相手をする。
結構苦しいものがある。何か自分の言葉が通じないのがこんなに辛いのかと思った。それでも俺は彼女に話を続けてみた。一度決めたら後に引くつもりはなかった。
「日曜なんかどうかな。サンデー」
「サンデー?」
「そう、サンデー」
俺はその言葉に応えてみせた。
「今度のサンデー。どうかな」
「ソノ日デスカ」
「その日に時間ある?」
「一応ハ」
彼女はそう答えてくれた。
「アリマス」
「そうなの。それじゃあさ」
「ハイ」
「よっし」
彼女のはいという言葉を聞いて会心の笑みを浮かべた。これで決まりだった。俺は小躍りしてデートにこぎつけたことを喜んだ。そのことを早速仲間に言った。
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