第159話 『謎』
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一夜の右頬を殴った。一夜は3〜4回程バウンドしながら吹っ飛んでいった。
ヒ「一夜様ッ!?」
イヴ「兄貴ッ!!」
レ「師匠ッ!!」
トライメンズの3人がそれぞれ違う呼び方を言いながら慌てて一夜を追いかけて行った。
ショ「相変わらず、一夜さんの呼び方は一貫してないんだな・・・」
ショールは3人の後ろ姿を見つめながら苦笑いをした。その時、私は背後から何者かの視線を感じた。振り返って辺りを見回す。が、私達の事を見ているのは街の女の子達だけだ。怪しい人間はどこにもいなかった。・・・気のせいか?
ショ「エルザ?」
エ「・・すまん。気にするな。」
疑問がまた1つ、増えたような気がした。
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『ここからトーヤ目線でいきます。』
僕は初めて来るクロッカスの街並みにすっかり感心していました。街の至る所には色とりどりの花が咲き誇り、その花で作った冠や首飾りが素敵でした。僕とウェンディさん、シャルルさんもさっき通り掛ったおじさんに貰いました。
ウェ「シャルル、すごく似合ってるよ。」
シャ「そうかしら?」
ト「とても綺麗ですね。」
僕達は貰った冠や首飾りに感心していると、
?「ウェンディさぁ〜ん!トーヤさぁ〜ん!シャルルさぁ〜ん!」
前方から金髪のおかっぱ頭に黄色い着物を着た女の子が手を振りながら僕達の方へ向かって走って来るのが見えました。
ウェ「もしかして、パンジー?」
ウェンディさんが言ったとおり、走って来たのは幸福の花のパンジーさんでした。パンジーさんは僕達の方まで来ると、
パ「ウェンディさん、トーヤさん、シャルルさん、お久しぶりです!」
八歳とは思えないくらい丁寧に頭を下げました。パンジーさんの頭には黄色い花の冠がのせられていました。
ト「パンジーさん、その花の冠どうしたんですか?」
パ「さっき、おじさんが作ってくれたんです。」
シャ「偶然ね。私達もよ。」
パ「わぁ〜!本当だぁ〜!」
パンジーさんは目をキラキラ輝かせました。
パ「もしかして、ウェンディさんたちも大魔闘演舞に出場するんですか?」
ウェ「そうだよ。もしかして、パンジーも?」
パ「いえ、私は出場しません。でも、お姉ちゃん達は出場しますよ。」
幸福の花の皆さんも、大魔闘演舞に出場するんですね。わぁ〜!!すごく盛り上がりますね。
パ「お姉ちゃん達、以前皆さんと戦った時よりもすっごく強くなっ
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