第159話 『謎』
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る。
トビ「オオーン!あったあった!」
犬っぽい人は俺から靴下を奪い取ると靴下に頬擦りした。おいおい、く、靴下に涙を流す犬っぽい人なんて・・・初めて聞いたぞ・・・
トビ「だから俺は犬じゃねぇんだよっ!!いい加減覚えろよっ!!」
またキレた。
ジュ「もしかしたら、大魔闘演舞でリョウ殿と戦う事になるかもしれんな。」
リョ「マジですかっ!?その時はお手柔らかにお願いします。」
ジュ「それはお互い様だ。」
俺は聖十大魔道の序列では6位。ジュラさんは5位だ。強さで比べるとジュラさんの方が上だ。が、聖十と聖十がぶつかるのか・・・ちょっとこれは危険だな。
リ「グレイに言っとけ。「妖精の尻尾には負けない」とな。」
ル「えぇ。伝えておくわ。」
プ「ププーン。」
トビ「「ププーン。」って何だよっ!!何て言ってんのか分かんねぇよっ!!」
おーい、キレるとこ間違ってるぞ。
リ「それと、「脱ぎ癖を直せ」と伝えろ。」
ル「あんたが言っても意味ないでしょっ!!」
やっぱ、こいつも服を脱ぐのか。ったく。2人とも服脱いでる自覚ねぇのか?
ジュ「それじゃあリョウ殿、ルーシィ殿。ドムス・フラウでまた会いましょう。」
トビ「オオーン。」
リョ「楽しみにしてますよ。」
ジュラさんとリオンと犬っぽい人は俺達の泊まる宿とは反対方向に歩いて行った。その時、すごく強烈な視線を感じた。俺はとっさにルーシィの前に立つ。
ル「リョウ?どうしたの?」
辺りを見回すが、強烈な視線を送っている奴はどこにもいなかった。・・・気のせいか?
ル「リョウ?何かあったの?」
プ「ププーン?」
リョ「・・いや、何でもねぇ。そうだプルー、棒付きキャンディあるぞ。食べるか?」
プ「ププーン!」
俺は着物のふところから棒付きキャンディーを取り出し、プルーに渡した。
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『ここからグレイ目線でいきます。』
グ「へァックショッ!」
な、何だ?誰かが噂でもしてんのか?
ユ「たぶん、服を着てないからだと思うけど・・・」
グ「うぉっ!?いつの間にっ!?」
さすがに12時までずっと宿で待機してるのはつまんねぇから、俺とユモはクロッカスを宛も無くただ歩いていた。
ユ「うわぁ〜・・・広〜い・・・」
グ「初めて来たのか?」
ユ「うん。マグノリアも十分広いけど、クロッカスはその倍はあるね。」
そりゃあそうだろうな。
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