焦がれる夏
弐拾弐 弱者の戦法
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全員がひたむきに同じ事を一生懸命やる……武蔵野打線は手強い。)
大きく深呼吸し、五番打者の西島に立ち向かう。内角高めを盛んに突き、仕上げはアウトコースのスプリッターで三振にとった。
「よしっ」
小さく拳を握りしめて、颯爽とベンチに帰って行った。
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(また、絞り出したような一点か)
小暮は、最小失点に抑えてベンチに帰っていく真司を睨みつける。穏和な表情の真司と、闘志剥き出しの小暮とでは好対照だ。
(守り抜いてやる)
小暮は猛然と、自分の居場所、マウンドへと駆けていった。
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