第17話 アリスとお子様ランチ
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もなんのことかさっぱり?」
セシリアもこの状況にとまどっているみたいだ。
2年前に卒業したセシリアなのだから知っている人間はいると思うのだが、
ウェイトレスさんも噂をしている人もセシリアは面識がないみたいだ。
たぶんセシリアは美人だし文武両道の騎士で母親のセリアは6勇者の1人だから本人が知らないところでアイドル化していたんだろう。
「メニューでございます」
メニューを見るがイマイチわからん内容だ。
日替わりランチがあるからそれにするか
「俺は日替わりランチにするが」
「あたいもそれでいいよ」
「私も……」
「私も日替わりで」
「…………」
アリスは横でお子様ランチを食べている男の子を物欲しそうに見ている。
ふむふむ
「日替わりランチ4つとお子様ランチ1つと食後に紅茶を4人分を頼む」
「はい、かしこまりました。すぐにお持ちします」
ウェイトレスは厨房に走っていった。
「え?」
アリスがきょとんとしている。
「ん?嫌だったか?」
「うううん」
首を横に振るアリス。
「前にも言ったと思うが変な気遣いは無用だ」
「うん」
「よし」
俺は優しくアリスの頭をなでた。
「日替わりランチ4つとお子様ランチお持ちいたしました」
豪華な日替わりランチとお子様ランチだな、
セシリアの名声のおかげかな。
味もなかなかだ。
アリスはお子様ランチの定番の旗を大事そう持ちながら食べいる。
「おいしいです」
「残さず食べるんだぞ」
「うん」
俺たちは1週間ぶりの陸での食事を楽しんだ。
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