暁 〜小説投稿サイト〜
鉄槌と清風
27部分:26:闇の終わり、旅の終わり
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る。

 「くらい…やがれっ!」

 『大神(おおかみ)の槌』

 良彦の腕の間…発光円盤…から打ち出された青いプラズマは作られた道を直進し、魔獣へと撃ちつけられ、そこで爆発…真っ青に光り、破壊を撒き散らす…だが、それでも表面から何割かを削った程度。
 それでも再生のために動きは止まる。

 「(いまだ、なのは、フェイト、はやて!)」

 上空から念話と同時に叫ぶ…そして三人が構える。

 「全力全開…スターライトー」

 何発ものカートリッジをロードし、桃色の光りがレイジングハートの前方で膨らみ、その周りを帯状魔法陣がくるくると回る。

 「雷光一閃…プラズマザンバー」

 こちらもカートリッジをフルロードし、金の光りと電撃がバルディッシュを覆う。

 「ごめんな、かんにんな」

 闇の書の闇をみて、悲しそうに呟き目を一瞬閉じるはやて、次の瞬間覚悟を決めた表情で紡ぐ

 「響け、終焉の笛…ラグナロク」

 足元にミッド式の、手前にはベルカ式の魔法陣が浮かび、ベルカ式の三角の頂点それぞれに光りが宿る。
 響くのは闇の書の闇を、撃ち砕く…三重奏。

 「「「ブレイカー!」」」

 桃色、金色、白色の魔力砲撃…飽和砲撃レベルの攻撃が闇の書の闇へと三方から放たれ…真っ白に辺りを染める。
 そんな中、クラールヴィントで出来た円形の空間…旅の鏡…から、コアを補足するシャマル。

 「捕まえ、たっ!」

 同時に

 「長距離転送!」

 「目標軌道上!」

 ユーノ、アルフが転送呪文を開始。

 「「「いっけー!」」」

 3人の魔法が、コアを軌道上へと転送させていく。



 アースラでは、アルカンシェルの発射シークエンスをすでにおえ、既に準備は万全。

 「防衛プログラムのコア、来ます…でも、凄い勢いで再生しています」

 エイミィの声が響く

 「コア、アルカンシェルの射程距離にでます!」

 男性乗組員の声が響き

 「アルカンシェル発射後、直ちに安全距離まで退避します」

 「「「了解」」」

 「アルカンシェル…発射」

 リンディの指示にクルーが答え、アルカンシェルの発射スイッチ…リンディの前に浮かぶ6面体、そこに差し込まれた鍵を捻る。
 アースラの前方に凹面魔力圧縮空間が展開、本体から伸びる二本のアームの間から放たれる魔力を集中し、撃ちだす。

 アルカンシェルの砲撃がコアに直撃…空間内の全てを破壊しながら、コアも消し飛ばしていく………全ての音が一瞬消え。

 「アルカンシェルの直撃を確認……再生反応…ありません!」

 エイミィの報告がとどくと、クルー全員の安堵の溜息が響く。

 「警戒レベルを準一級
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