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FAIRY TAIL 真魂の鼠
第十四話 『生命』=『生命』 
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いう方が三十歳ぐらいで、それから三年後にお前が生まれた。お前は今十八歳で、そのマカロフさんとゆう方は今何歳なの?」

シ「えぇっとぉ〜・・・」

以前、エルザから教えてもらったんだよな。確か・・・八十八歳、だったかな?でも、ミラからの話のよると、妖精の尻尾(フェアリーテイル)には何人か歳が七年遅れているんだよな。(最強チームの皆とか・・・)確かマスターもだ。だとすると・・・

シ「九十五歳・・・」

母「九十五から十八を引いてみて。」

95−18=77・・・あれ?

母「話の辻褄が一致しないでしょ?でも、シンの『時』の進む早さが違う事が分かれば、全て辻褄が合うの。」

ちょ、ちょっと待てよっ!!という事は、俺の歳は、本当は十八歳じゃなくて・・・

シ「五十八歳ッ!?」

か、母さんより歳とってるじゃねぇかっ!!何馬鹿げた事してんだ駄作者ッ!!(←えぇっ!?私のせいなのぉっ!? by07)ていうか、俺は通常の人間より約四十年も『時』が遅れてるのかよっ!?

母「でも、シンは十八歳だから大丈夫。」

な、何て事だ・・・

母「ほら、着いたよ。」

いつの間にか空はすっかり暗くなっていて、満月が俺と母さんを照らしていた。そして、俺と母さんの目の前に長さの違う二本の細い丸太で作られた十字架が地面に突き刺さっている小さな墓が満月の光に照らされていた。この墓が、俺の父さん、シグレ・バンギの墓だ。

俺と母さんは墓の前にしゃがみ、ゆっくりと目を閉じて顔の前で手を合わせる。





母「・・・さて、そろそろ『真実』を見ようか。シンはちょっと下がってて。」

シ「う、うん。」

母さんは立ち上がると、父さんの墓の前で目を閉じ、胸に手を当てた。










母「『時』は来た。選ばれし『()』の血を持つ者と、その生命を繋げた『()』の血を持つ者・・・今、ここに集う。」










母さんが意味不明な呪文のようなものを唱えていく。すると、父さんの墓の下に巨大な赤い魔法陣が浮かび上がった。俺はその光景に息を呑む。










母「『真実』の扉よ、今ここに、その姿を現せっ!!」










目の前にいる母さんが、母さんじゃないように見えてきた・・・すると、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・と地鳴りのような音が聞こえた。その音の正体は・・・

シ「・・・え・・・・?」

父さんの墓だった。墓の下に階段が現れたんだ。ど、どうなってんだ・・・?

母「シン、ついておいで。」

シ「えぇっ!?」

母さんは階段を下りていった。最初は戸惑っていた俺も、恐る恐る階段を下りてい
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