望まぬ再開〜
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「あ・・・」
「くうっ・・・」
だがこのままじゃ持たない・・・その時、空間が割れた。
「千の雷!」
空間から現れた何かが矢を薙ぎ払った。その何かは・・・
「シィ!?」
「ごめん!遅くなっちゃった!」
「逃げるなら今だぜ!」
「サチ、平気か!?」
「う・・・うん・・・平気・・・だよ」
「とてもそうは見えないよ。背負うから背中に乗って。・・・速く!」
俺達は走ってその場から逃げ出す。・・・ちくしょう。
・・・さっきの場所まで避難して、咲と合流するが・・・お互いの情報を纏め終わると俺達は暗い空気に支配されていた。
「・・・」
誰も言葉を発しようとしない状況で、最初のペンギンを引き受けたのは知也だった。
「・・・んで、どうすっか」
「・・・」
俺はそれに答えず、岩に腰掛けたまま下を向く。
「・・・倒します。・・・それしか、ないですよね」
クラナが呟く。
「・・・クラナ、だっけ。ごめんね、私がしっかりしてればフェイトだって・・・」
「いえ・・・その・・・」
クラナはなのはの世界の住人・・・子供のフェイトにそっくりなシィを見て最初は驚いていた。シィはしばらくあの世界で粘っていたらしいがフェイトが負傷したので撤退。色々外の世界で用意をしていたみたいだ。
「そうよね。アレがラスボスならアイツを倒せばカタがつく・・・避けられないなら倒すまでよ」
「・・・けど、明命たちは・・・」
俺が言うとまた不穏な空気が漂った。
「・・・ごめん」
「とにかく進もうぜ。恋は・・・恋は必ず・・・」
「あの・・・」
サチがおずおずと手を上げる。
「実は・・・私の闇はシンに入れられたの」
『!?』
皆がサチを見る。
「色々聞いてみたけど、この人達は住んでいた世界もバラバラで・・・感情も様々だけど・・・一つだけ・・・希望があったの」
「希望?」
「うん。それは・・・怪我をしていたんだって」
「ああ?怪我ぁ?」
ルークが首を傾げる。
「それがどうかしたんですか?」
春鈴の言葉に答えたのは・・・立ち上がった咲だ。
「そうか・・・つまり、アイツに攻撃は可能・・・それも不死身ではないってことか」
「そう。そして何人かからは・・・破壊者がやったって言ってる」
「つまり途中から椿や愛依にシフ
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