暁 〜小説投稿サイト〜
真剣で清楚に恋しなさい!
一部 高校一年
風間ファミリー
8話 ドイツから来た転入生
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「そうだなぁ」

龍斗はまるで愛玩動物を見るような目でクリスを見ていた。

「はーい、質問!!」

「川神、発言を許可する」

「オッス! 何か武術をやっているのかしら?」

「フェンシングを幼い頃からずっとやっている」

「YES! 先生、転入生を“歓迎”したいと思います」

ワン子の提案にクラスが意味を悟り、騒然とする。

「ふむ、面白そうだな。いいだろう クリス、そこのポニーテールがお前の実力を見たいそうだ」

「――!! なるほど“歓迎”か」

「川神学園には決闘っていうシステムがあるの。決闘の意思を伝え、ワッペンを相手の前に置く。これに相手がワッペンを重ねたら決闘成立よ」

そう言ってワン子がクリスの前にワッペンを置く。

「いいだろう、受けて立つ!!」

クリスもそれにワッペンを重ねる。

「よし、決闘の成立を認める。両者は校庭にいけ」

小島先生の指示により二人は校庭へと向かっていった。


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