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この夏君と・・・・・・
at NIGHT 3rd
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ら端的に説明してくれ。俺は何をすればいい」
「私と契約しないかしら」
「は?」
 
 すみません、さすがに意味分かんないっす。

「ああ、ごめんなさい。え〜っと、手助けしてくれないかしら? このままでもあいつらを倒すことはできるけれど、時間がかかるし……。ううん、時間の問題じゃない。雪村くん、あなたの力を貸してほしいの!」
 
 真剣な顔をして夏目はそう言った。 
 ゾクゾクしてきた。自分の心臓が昂ぶっているのがはっきり分かる。必要とされている、それだけで嬉しい。なぜなら、必要とされているということは生きることを赦されているということ。
 それに、この願いを受け入れるということは日常の枠を飛び出すことに他ならない。
 だから俺の心はすでに決まっていた。

「俺は――なんだってできるわけじゃない、神様じゃない。だけれど、そんな俺でも力にはなってやれる。なあ夏目、俺、図々しいか?」
「いいえ、そんなことない。最高に、最高よ」
 
 夏目は腹から大量に血を流しているくせに頬に赤みがさしている。声からも分かるように昂ぶってるみたいだ。
 ――いける。俺は、夏目と一緒なら新しい世界(ステージ)に行ける。
 だから俺はこう言った。

「やってやる、いや一緒にやってやろうじゃないか夏目! お前の手助けなんていくらでもしてやるよ!!」
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