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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
龍を全然使わない龍使いシャインの奮闘記・14冊目
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安だから、怖くは無い。
「それじゃ私、行くね」
「・・・え!?ちょ、ちょっと待ってまだ考え纏まってないから!あと1分!あと1分〜!!」
「あはは・・・そんなに焦らなくたっていいのに・・・」
どうにもズレてるフェイトにまた笑わされたフェイトは、そこではたと、とんでもない事実に気付いた。
彼女たちの肉体は”憑代”から力を得て初めて実体化している。その憑代に干渉しているのはあくまで闇の書防衛プログラムであり、それ以外の残滓の多くは勝手に引っ張られたり便乗して体を得ただけに過ぎない。
よって、憑代と防衛プログラムが繋がっている限り肉体を維持する力は流れ込み続け―――
―――自力で成仏できない。行けない。帰れない。
「どどどどどうしようフェイト・・・私成仏したいのに出来ないよ!?」
「いや言ってる意味が分かんないよフェイト!?そう言うのって本人の意思で行けるんじゃないの!?」
「わ、分かんない・・・ちょっと自力で成仏出来ないか頑張ってみるっ!」
「えっとえっと、これって応援するべきなの?止めるべきなの?」
「あら?何やらトラブル発生みたいだねぇ」
「そうか。あっちもトラブル発生みたいだがな」
あたふたするフェイト二人を遠目で見ていたアルフに、律儀に隣で待っていたクルトがそのトラブル発生地に指をさして返事をする。
彼が指差した先には、海鳴の美しい海を裂いて膨張する巨大な異形の塊―――
―――自動防衛運用システム「ナハトヴァール」の姿があった。
物語はいよいよを以て終幕へと向かう。
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