例えばこんな――
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伝いをしているそうだ。噂では国家規模のプロジェクトで、ナターシャも参加しているとか。
完全に空気になってしまったリューガとルーシィはその後、日本にゾルダーク技研支部を設立。ただ、オウカの事をどうにか理解しようとしているルーシィが段々色ボケし始めていて愉快な日々を過ごしているとか。
格ISコアたちは、オウカとゴエモンの告白とデータ共有によって急激に活性化し、中にはオウカと同じように人間へ形態移行してしまうもの(レンが真っ先に人型になった。理由はラウラと物理的距離を置けるようになりたいから)まで現れ始めている。ISとして人と合体する力まで身につけた彼女たちは、人間と同じ寿命を持った新しい人類と言えるかもしれない。
箒は・・・・・・ゴエモンに預けた初恋をなかなか引き取れないまま未練がダラダラと続き、既に真田一家のメンバーになりかけるくらい真田家に通っている。この苦労が数年後、男性IS操縦者特権として重婚が認められることにより解消されるとは夢にも思っていないだろう。
ウツホはあの後見事に学園復学に成功し、現在はやっぱり好意を抱いていたらしい一夏に甘えまくっていたりする。ラウラの家族計画によって真田家の養子に迎え入れられる計画が進んでいるが、当人はむしろ虚のいる布仏家のほうが興味ありげである。
真耶や千冬は相変わらず教師をやっているが、その裏でこっそり婚活を始めていると専らの噂である。というか、オウカとゴエモンの告白の影響か全国的に婚活の類が活性化しているのだ。桜色の空気の所為で、今年の冬はホットである。
そして、当の台風の目はというと・・・・・・
「ゴエモン。もっかいキス!」
「もう、甘えん坊なんだからー・・・これで最後だよ?もう今日だけで60回目なんだよ?」
「何十回でもするのっ!だってキスって、ISのままじゃ出来ないんだもん!」
「しょうがないなぁ・・・ほら、こっちに寄って?」
いちゃいちゃこらこらと極めて呑気にのろけていた。
(しすぎだよ常識的に考えて・・・・・・)
(え、私達まさかこの環境であと2年半過ごさなきゃいけないの?)
(あ、朝から胃もたれする・・・!)
生徒として学園に入学したオウカはその名前を「真田桜花」とし、今日もゴエモンに甘えまくっている。台風の目は風がないが、周囲は猛突風である。ところ構わずいちゃついては生クリームのように胸焼けする空気をばらまいているため、周囲は塩飴を常備するのが常識になっているほどだ。
「ねぇゴエモン、いま幸せ?」
「オウカが幸せなら幸せ!」
「私もゴエモンが幸せなら幸せ♪」
最終話 「例えばこんな告白は世界の誰にだって真似できないだろ?」
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