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【IS】例えばこんな生活は。
例えばこんな――
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った!あんまり言葉の意味とか解ってなくて俺に聞いてくるオウカはまるで妹か娘が出来たみたいで心がぽかぽかになった!!俺が喜んでる時に意味も分かってないのに一緒に喜んでるオウカの純朴な所は何度も胸を打ち貫かれてた!!』




「あの馬鹿・・・これが全国放送だと忘れているんじゃないのか?」

管制室からその様子を見ていた千冬はもう立っているのも辛いほどに腰が砕けかけていた。
あの大馬鹿者め、あの恥ずかし過ぎる告白を全国放送に垂れ流すとは・・・担任としてどんな顔をすればいいのだ。千冬以外のオペレータたちも完全に予想外の事態に狼狽えている。

「いいいいいけませんよゴエモン君こんな公衆の面前で不純なああでも相手がISだから純も不純もいやいやいやでも・・・でもそんなISとの恋愛なんて世間様がうあぁぁぁあぁぁあああ!?」
「落ち着け山田先生・・・もう手遅れだ」




『ずーっと言葉に出せなかったけど好きだった!他にもたくさん可愛い女の子はいたけどオウカが好きだった!!オウカだから好きだった!!もうオウカが居ない人生なんて考えられないよッ!!』

『私だってゴエモンのいないセカイなんていらない!ゴエモンがいればいい!ゴエモンとずーっと一緒に過ごすのがいい!!その時だけ私は他のどんなISコアよりどんな人間より幸せで満たされるの!!!』




「あの声・・・オウカちゃんね?」
「おにいちゃん、スキなヒトができたの?」
「そうよ、ソウちゃん。お兄ちゃんに好きな人が出来たみたい・・・」

くすっ・・・とゴエモンの母、真田光子は笑みを零した。

私の可愛いゴエモン。両想いだったんだ。絶対にオウカちゃんを幸せにするのよ。―――そして御免なさい。今の今まであなたを縛り、苦しめてしまったバカなお母さんを許してね。

オウカちゃん。ゴエモンはちゃんは人の事ばかり気遣ってる子だから、ゴエモンをうんと気遣ってあげてね。―――そしてありがとう。私が”あんなこと”を・・・その所為で人の好意を受けるのをずっと怖がってたゴエモンの心を融かしてくれて。




『ただでさえすっごく可愛いのに頭も良くて強くて優しくてさ!こんなにいい子をみんなに知ってもらいたいと思ったくらいだけど、俺だけが声を聴けるならずっと独り占めしていたくて!!ウツホやルルを助けるときも一緒に悲しんだり助けようと思ったり、心が繋がってる感じがして凄く嬉しかった!!』
『私なんてISを展開する度に心も体もゴエモンと合体してるみたいですっごく心地よかった!!もっと合体したくてゴエモンに無理言って何度も何度も訓練して、その度に胸が満たされた!!それが喜びなんだって学習した!!』




「うっひょぉぉぉーーーー!!見て見てビアン先生!生告白だよ生告白!!
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