例えばこんな――
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て・・・』
あれ?聞こえて無かったのかな?・・・ちょっと恥ずかしいな、せっかく自分にしては珍しく格好よくきめられたと思ったのに・・・・・・しかし聞こえてなかった程度で揺らぐ俺の覚悟ではない。では改めて!
「俺は大好きなオウカのために戦う!!」
『も、もう一回!』
「大好きなオウカのために戦う!!!」
『ゴエモン!!私のこと愛してる!?』
「 愛 し て る !!」
・・・・・・んん?俺、何か勢いに任せてちょっと言葉が飛躍したような?
『わ・・・・・・私も愛してるもん!!恋してる!!ゴエモンの事なら何でも知りたいし、ゴエモンの笑ってる顔も落ち込んでる顔も悪戯っぽい顔も怖がってる顔も寝てる時の顔もぜーんぶ大好きだし!!
人型になってゴエモンと手をつないだり肩が触れ合ってる時は無い筈の心臓がドキドキして止まらない!!ゴエモンが他の子たちと仲良さそうにしてるとお腹の底がムカムカしてくるし、ゴエモンがナデナデしてくれた時は胸の奥がジワーってあったかくなる!!
大大大大好き!世界の誰よりもゴエモンだけを愛してるっ!!!』
「・・・・あぅ」
「・・・・・・あらまぁ」
『・・・理解、不能』
俺、顔から火が噴出。
リューガさん、予想以上の展開にあんぐり。
ルーシィ、ショートにより一次的に戦闘不能。
どうしよう。何だか凄い言葉聞いちゃったよ。ISからのプロポーズ。というか、オウカの恐らく全力のプロポーズ。世界初で前代未聞。俺が”大好き”を言った辺りから桜花幻影は解除されて会話は会場の人たちに丸聞こえだったみたいだ。オウカの人工音声が。
会場は時が止まっていた。まるで俺の返事を世界が待っているように時が止まっていた。
それだけオウカは必死で本気だ。そんなオウカが・・・うん。
「俺だって・・・オウカに負けないくらいオウカを愛してるぞぉぉーーーーっ!!」
天国の父さん、そして母さんと弟よ。
息子と娘と将来の家族と友達たち、恩師たちにも聞いて欲しい。
真田悟衛門は―――インフィニット・ストラトスに恋をしました。
= = =
「初めて会って俺が試験内容を誤魔化そうとしたときに本当に言うこと聞いてくれて子供っぽくて可愛いと思った!裾を引っ張って俺を見てた時は子猫みたいに可愛かった!疲れてる時に何度も励ましたり気遣ってくれた時は天使みたいに可愛かった!!」
『理解不能。理解不能。理解不能。マスター、状況の説明を求めます』
「うん・・・戦う覚悟を決めろっていう話だったのに、なんか歴史的な瞬間を起こしちゃったみたいだ」
『一緒にお喋りしてる時がこの学園で一番癒される時だ
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