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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
16話
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おかしいしな。…………いや、おかしいのか?ああ、疲れて良く分からん。まぁ、承諾しちゃったからな。仕方ない、か。
「手始めに、みんなに謝りに行く。出来れば着いてきて欲しいんだが……」
「え?着いてくもなにも、外に―――――」
俊吾がそう言うと部屋の外からみんな―――鈴、セシリア、シャルロット、ラウラ、簪―――が入ってきた。
「よーやく復活?随分、遅かったじゃない」
鈴は皮肉げにそう言った。俊吾は部屋の外でどうやって叱咤するか考えてたくせに、と思っていた。すると、鈴からの鋭い視線が飛んでくる。
「……最初にみんなに言いたいことがある」
箒はみんなと向き合いながら言った。
「心配かけて済まなかった。私はもう大丈夫だ」
はっきりと力強くそう言った。それを聞くと鈴は少し苛立ったふうに言った。
「っは、誰も最初からあんたのことは心配してないわよ」
苛立ったような口調だが、笑っていた。他のみんなも同様に笑っていた。友達……いや、仲間の復活が率直に嬉しいのだろう。
「それで、これからどうするのだ?」
「ああ、それならラウラが調べてくれたわよ」
「敵機はここから30km沖合で発見した。ステルスモードにはなっていたが光学迷彩は無いようで、衛星で発見できた」
「さっすがドイツの精鋭ね」
「そちらこそどうなのだ?」
「心配すんなっての。甲龍の攻撃特化パッケージはインストール済みよ。他のみんなは?」
「私は大丈夫ですわ」
「僕も準備万端だよ」
「私も……大丈夫」
……というか、いつからみんなは外にいたんだ?鈴さんは分かるけど、他のメンバーはいつ来たんだ?
「あんたは?」
「……え?」
少し考え事をしていて、反応が遅れてしまった。というか、俊吾は話しかけられると思っていなかった。ただでさえ、女子の友情パワー炸裂!で俊吾は蚊帳の外だったのに。
「あんたの準備は終わったかって聞いてんの!」
「俺?俺は一回あれと戦ってるし、装備もそのままだから準備は終わってるけど」
準備が一体なんの準備だか分からんが、終わってるって言っとけば大丈夫……のはず。
「じゃあ、作戦開始よ。今度こそ堕とすわ」
鈴がそう言うと、みんな準備のために外に向かった。しかし、何故か鈴が部屋の中に残っている。疑問に思っていると俊吾に話しかける。
「ねぇ、さっき箒に言ってたこと、私たちにも聞かせて」
「それはどういう?」
「箒には話すんでしょ?だったら、私たちも一緒にいいわよね?」
「私たちっていうのは?」
「みんなよ、みんな。さっき、この場にいたメンバー全員」
…………全員に教えるのか。ああ、こんなことになるなら最初に断
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