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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
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来る意味が分かったかもしれない。普通装甲じゃ絶対動けないで的にされるし。地上で根を張って固定砲台になるってことならいいんだけど。とは言え、使いの初めてなんだよね……。大丈夫かな、これ……。
これからどうするかと俊吾が迷っていると、意を決してか銀の福音が突進してきた。
「うわぁ、流石に来るよねぇ。なら……」
俊吾は手始めに、両肩についているバルカン砲を使った。
―――――ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!
凄まじい音と共に、弾が発射されていく。銃弾の雨が突如襲って来た銀の福音は回避行動を取る。だが、両肩のバルカン砲から繰り出される弾の数は毎秒20。最初こそは避けられていたが、途中でそれも虚しく当たり始め動きが鈍くなる。その瞬間を狙って、俊吾は腰に付いているミサイルを全弾発射。計32発のミサイルが銀の福音を襲う。
ズドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!
またもや、凄まじい音と共に爆発が起きる。煙の量も桁違いで、何も見えなくなる。
「…………いやいやいやいや、火力高すぎでしょ、これ」
おそらく、通常よりも火薬の量が多く設定されてるのだろう。それにしても凄い威力だが。
「これ、もう戦闘不能とかに…………」
煙の中から銀の福音が姿を現す。前回とは言えないが、そこまで攻撃が効いているようには見えない。
「だよね〜。…………全く、リミッター解除ISはどうしてこうも卑怯臭いかね」
溜息を付きながら、銀の福音と向き合う。銀の福音は警戒してか、一定距離をとっている。距離があれば、こちらの攻撃が当てにくいからだろう。学習能力が高くて嫌になってくる。
「そっちが来ないなら……こっちから行くぞ」
俊吾はレーザーカノンを牽制で撃つ。バルカン等よりも速度が速いため、銀の福音の意識がそちらに少しいく。その間にブーストを噴射し、距離を詰める。銀の福音は反撃に出ようとするが、俊吾が先にバズーカを発射。少し怯んだところにバルカンを放つ。が、銀の福音はシールドを展開し、銃弾を防いでいた。
互いにその状態で動かないで、少し経つが先に俊吾の動きが止まる。バルカンがオーバーヒートしたのだ。その隙をついて、銀の福音がエネルギー弾をバラまく。
「ぐっ!」
俊吾は何も出来ないまま、攻撃を受けた。
「……くっそ。結構削られた…………。全く、エグいことしやがる……」
先程、銀の福音はエネルギー弾をバラまいた。最初はある程度狙って放ってきていたが、さっきはそれをしてこなかった。その理由は簡単だ。俊吾がパッケージを展開して、表面積が広くなったのだ。その分、兵装をカバーするため、シールドエネルギーが適用される範囲が広くなる。ならば、狙わなくとも適当に撃てば攻撃
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