第158話 食べて飲んで歌って踊って騒げっ!!!
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みたいです。振り返ると、
ウェ「はぁ・・はぁ、す、すごく、高いですね。はぁ、こ、この、天文台。はぁ・・・はぁ、はぁ・・・・」
息を切らしたウェンディさんがいました。約20mの天文台ですから、僕も滅多に来ません。が、今日は久しぶりに妖霊界に戻って来たので、今のウェンディさんと同じ状態になりながら上ったんです。僕もすごく疲れました。
ト「あれ?シャルルさんは?」
ウェ「ハッピーとフレイさんと一緒にいます。だから私一人です。」
ウェンディさんは僕の隣に来ると、
ウェ「うわぁ〜!!」
眺望に歓声の声を上げました。
ト「綺麗ですよね。僕も滅多に来ませんが、ここから見える妖霊界の景色は大好きです。」
どんなに月日が経っても、自分が生まれ育った『故郷』はいつまでも大好きです。
ウェ「やっぱり、トーヤさんは妖霊界に帰りたいですか?」
ウェンディさんが少し悲しそうな表情で問いかけてきました。僕は左右に首を振ると、
ト「確かに、妖霊界は僕にとって生まれ育った『故郷』です。ですが、今は妖精の尻尾の皆さんと、最強チームの皆さんとお祭り騒ぎをして過ごしている方が100倍楽しいです。」
これが今の僕の本音でした。
ウェ「楽しいギルドですよね。」
ト「はい。とっても。」
僕とウェンディさんはしばらく黙って妖霊界を見渡していました。そして、
ト「あ、あの・・ウェンディ・・さん・・・//////////」
ウェ「何ですか?」
僕の顔は、今りんごのように真っ赤になっていると思います。鼓動がどんどん速くなっていきます。ウェンディさんに告白した時も、こんな気持ちだったのを思い出しました。僕は1つ深呼吸をすると、
ト「あ、あの・・僕は本当の年齢は、わ、分かりま、せんが・・・が、外見から、ウェンディさんと、お、同い年くらいなので・・・リョ、リョウさんや、ル、ルーシィさんのように・・だ、大胆には、で、でで、出来ませんが・・・///////////////」
ウェ「えっ?」
僕はどんどん速くなる鼓動をやっとの思いで抑えつけながら、ウェンディさんの左頬にキスをしました。
ウェ「ぇ・・・//////////」
ウェンディさんもいきなりの事に消えそうな声で驚いた。僕は更に速くなる鼓動を抑えつけ、真っ赤になりながらウェンディさんから顔を逸らす。ウェンディさんも左手で左頬を押さえ、右手で口元を押さえ、下を俯きました。しばらく、僕とウェンディさんの間に沈黙が流れました。
大分落ち着いた時、最初に沈黙を破ったのはウェンディさんでした。
ウェ「・・そ、そろそろ、みなさんの所に、戻りましょうか。」
ト「そ、そうです、ね。」
僕と
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