第二幕 八条大学その一
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す。
「食堂や喫茶店も幾つもあるし広いグラウンドも幾つもあって」
「スポーツも出来るんだね」
「凄いよ、野球やサッカーのグラウンドもあってね」
「ううん、本当に何でもあるんだね」
「そうだよ、スポーツの施設も充実しているんだ」
執事の人を入れて三人で校門を潜りながらです、王子は先生にお話します。学園の中は朝早いのでまだ殆ど誰もいません。通学してくる学生や教師の人も僅かです。
「室外のも室内のも。プールも幾つかあるよ」
「スポーツをするにも困らないんだ」
「そう、僕も泳いでるよ」
王子は水泳に興じているというのです。
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