26部分:25:夜天の帰還
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、フェイト、はやてがつぶやき、お互いの顔をあわせ何かに気付いたように顔を上げる。
「ねぇ、クロノ君、アルカンシェルって何処でも撃てるの?」
「何処でも、とは?」
「たとえば、いまアースラがいる場所」
「宇宙とかやな」
なのはが確認する様にクロノへ問いかけ、フェイトとはやてが追随する。
「何を考えてるんだ?」
『撃てますよー、宇宙だろうと海中だろうと、何処でも』
困惑するクロノの変わりに、エイミィが応える。
「まさか…君達」
「うん、防衛プログラムを倒して」
「コアを捕らえて、アースラの前に転送」
「アルカンシェルで、消滅っちゅーことやな」
何かに気付いたクロノに、なのは、フェイト、はやての順に答え。
「はっ、それは判りやすくて良いな、転送はユーノ、アルフ、シャマルの3人でならいけるだろ?」
「そうだね、コアだけ捕らえられれば、いけると思う」
「あぁ、そのくらい任せときなって」
「コアの確保も私ができますね」
良彦の言葉に、ユーノ、アルフ、シャマルが答え。
考え込んでいた、クロノが顔を上げる。
「個人の能力頼りで、大きな賭けだけど、成功すればそれが一番か」
『とんでもない事を考える子達ね、でも…それでいきましょう、エイミィ時間は?』
『後2分くらいです、艦長』
『そう、それじゃ、皆…こっちはアルカンシェルを準備してまってるから、ずばっとやっちゃいなさい』
リンディが、それに許可を出し、皆は自分のデバイスの確認などを始める。
良彦も使い切った4発のカートリッジを取り出し、込めなおす。
「うし…とりあえず、いけそうだ」
「て、良彦君、なのはちゃん、フェイトちゃん、シャマルお願いや」
「はい、皆さんの治療ですね…クラールヴィント本領発揮よ」
『了解』
「静かなる風よ、癒しの恵みを運んで」
紡がれる言葉と共に、柔らかい風が3人を包み、怪我やバリアジャケットのほつれなどまで癒し、直す。
なのはとフェイトが驚いているなか、良彦は安らいだ表情で風に身を任せている…リトの記憶のなか、何度シャマルの癒しに助けられただろうと、多少内心苦笑しつつ。
「わ、凄い、ありがとうシャマルさん」
「湖の騎士シャマルと、風のリングクラールヴィント…癒しと補助が本領です」
なのはのお礼に嬉しそうなシャマル。
その間小さい声で何処かと通信していたのか、会話を終えたらしく、一枚のカードを中で回転させる。
『スタートアップ』
声と共に青い光りがカードを包み一本の杖に姿を変え、それを手におさめるクロノ。
「だから
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