BEST FRIEND
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ーを拾い、ページを開く。
そこに映る、満面の笑顔を浮かべたルーシィを見つめた男性は―――――
「・・・ルーシィ」
ボロボロと、涙を流した。
「・・・ふぅん」
ペラペラと週刊ソーサラーを捲っていた女性が、手を止める。
そこには、慌てた様子の赤い髪の青年、アルカ。
「元気そうね・・・アルカンジュ」
そしてそれとは別の場所。
水色の髪の青年は週刊ソーサラーを見ながらコーヒーを飲んでいた。
その目には、自分を悪魔だの鬼だの言ったらしい少女の姿。
「変わらんな・・・あの口の悪さは」
コーヒーを啜り、苦笑する。
雑誌を閉じ、テーブルに置いたまま、外に出た。
「次に会えるのはいつになるんだろうな・・・まぁ、会った瞬間に喚かれるだろうが」
そう言って、再び苦笑する。
啜ったコーヒーは、入れたばかりだと言うのに、冷めていた。
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