BEST FRIEND
[4/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ー!アルカンジュ!君にも質問を―――――」
雑誌でモデルを務めるアルカに質問をしようとするジェイソンだが――――
「悪いな、俺今ミラ探してんだ!ミラが見つかったら質問に答えてやんよ!とうっ!」
現在恋人であるミラを探すアルカは質問どころではなく、グレイとジュビアのいるテーブルを器用に乗り越え、走り去って行った。
「なんかあつーい。あたしも脱いじゃおっカナー」
笑顔がダメなら色仕掛け、という事で、ルーシィは手で顔を扇ぎながら、キャミソールの肩ひもを下げていく。
「だーーーーーー」
―――なのだが。
「らぁーーーーーーーーーっ!」
その近くのテーブルをひっくり返す男が1人。
「記者ってのはどいつだーーーー!」
「きゃあ!」
言うまでもなく、テーブルを引っくり返すなんていう荒業をするのは『娘は渡さん!』などのセリフを言った後の父親か、このナツくらいだ。
ルーシィも巻き込まれ、ひっくり返る。
まるで敵の本拠地に乗り込んで来たかのように、鋭い目で辺りを見回す。
「ナツ!火竜のナツ!俺が1番会いたかったまどうひびがぼぁクォール!」
「コーフンしすぎ」
もう最後の方は何を言っているかさえ分からない。
ジェイソンを見つけたナツは詰め寄る。
「やいやい!いっつも俺の事悪く書きやがって!」
「YES!」
「俺が何か壊したとか壊したとか壊したとか!」
「COOLCOOLCOOL!」
ナツの文句―――まぁ、本当の事なのだが―――に対し、何故かテンションを上げるジェイソン。
「ヤッベ・・・本物だ・・・!超カッケェ!あ、握手してください!」
1番会いたかった相手を前にし、ジェイソンは更に興奮しながら握手を求める・・・が。
「うっせぇ!」
思いっきり殴り飛ばされてしまった。
「ヤッベ!かっこよすぎ!さすがヒーロー!『こんなCOOLな握手は初めて』・・・と」
「プロね・・・」
それでもジェイソンはテンションを全く下げず、それどころかナツのパンチをとてつもなく前向きなものとして解釈していた。
すると、ギルド入り口付近で青い閃光が舞い―――――
「こっの・・・バカナツがーーーーーーーーーーー!」
「うごあっ!」
一瞬にしてナツに飛び蹴りを炸裂させた。
言うまでもなく、ティアである。
「アンタね・・・何正論述べてる相手を殴り飛ばしてるのよ!ソーサラーに書かれているのは全て事実じゃないの!アンタばっかじゃないの!?何度でも言うわ。アンタ本当に、完璧な、正真正銘のバカよバカナツ!」
「んだとコラー!」
バカと連発されて、ナツだって黙ってはいられない。
飛び蹴りのダメージから復活し、ティアを睨みつける。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ