第四章
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を向けた。けれど誰も中に入ろうとはしなかった。ただ職員室の前に立っているだけだった。
「相変わらずむかすつく奴だな」
「全くだぜ」
この時はただこう思っただけだった。どいつもこいつも。
「折角こっちが頭下げるっていうのによ」
「それで何だよ、あの態度」
「まあいいじゃねえかよ」
仲間のうちの一人がここで言ってきた。
「鬼熊がいいっていうんならな。それはそれでな」
「いいか」
「ああ、帰ろうぜ」
そしてこんな話になった。
「教室にな。皆単位も悪いだろ」
「まあな」
これも全員だった。やっぱりどいつもこいつもまともに授業に出る奴等じゃない。それで単位なんて取れる筈がなかった。正直全員留年すれすれだ。
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