人間不信
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いじめ騒動があって、お母さんに怒られて。
もうそんなことになりたくなくて、私はいじめをしなくなった。
いじめ自体は続いていたけれど、関わらないようにした。
怖くて。
学年が上がって五年生になった。
いじめられていた子とはクラスも変わって、私にはよく一緒にいる友達ができた。
いわゆる仲良しグループができた。
グループは4人組。休み時間も、移動するのも一緒。
もちろん休日も遊んだ。
気の弱かった私は、3人に付いていく。それでよかった。
それでも楽しくて、笑って過ごしていた。
何でもない1日のはずだった。変わらない1日のはずだった。
なんでだったかは覚えていない。
でも、何でもない、変わらない1日ではなくなった。
3人は、私を避けるようになった。
正確にはわからないけれど、避けられていた。
それ以来、仲良し4人組はまるで無かったように消え失せた。
後から聞いた話。
私たち4人組をまわりは怖がっていたこと。
そして、
3人は私をあまり好きではなかったこと。
その中の一人は、私のことを確実に嫌っていたこと。
私には、居場所がなくなった。
ねぇ、友達ってさ・・・なんだっけ?
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