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真剣で清楚に恋しなさい!
一部 高校一年
川神一子の師範代ロード
5話 決戦、川神ボール!
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って九番サードは羽黒だ!」

これでスタメンは決まったな。あとは、

「控えの五人はこんな感じにしました」

小島先生にもう提出しているようだ。

「直江、本気か?」

「はい、あとは先生の承諾だけ頂ければ、それでいきます。」

「ふむ、面白いな。いいだろう、これで提出しておく。」

「はい」

小島先生は選手表を提出しに、モモ先輩のいるテントへ行った。

「相変わらず、我らが軍師は面白いことを考えるね〜」

「龍斗、見えたのか?」

「ちらっとな。それより監督の挨拶をしろよ」

「そうだな、相手はS組だ。相手にとって不足なし、普段俺らを馬鹿にしてるやつらに北を与えてやろうぜ!!」


「「「「「「「「おう!!」」」」」」」」

  実況テント

『さぁて、川神ボールが始まるぞ。実況はラジオのパーソナリティでもあるこの川神百が担当するぞ』

ちなみにモモ先輩はお昼の放送、ラヴ川神のパーソナリティをやっている。

『解説はこのワタシ、ルーが担当させてもらうヨ』

『さぁ、両チーム出揃って、試合開始だ』

 球場

「審判はわしが務めさせてもらう。互いに礼!!」

校長が審判とは、普通じゃ考えられないことだな。

「フハハハハハ、ひとひねりにしてやろう。」

S組から金色のふんどしをつけた額にバッテン傷をつけた男がきた。コイツこそが九鬼家長男、九鬼英雄だ

「負ける気がしねーなぁ」

キャップも燃えている。まずは、S組の攻撃からだ。相手はいかにもごついラグビー部のか。何やら、大和が京にアイコンタクトを送っている。というか、もはやアイコンタクトで会話している。こいつら実は相性抜群なんじゃないか。

『椎名第一球を投げた!』

「もらった! うお、変化した!?」

『打った! が、これはゴロだ。セカンドとって一塁送球』

どうやらゴロを打たせたらしい。本来ならここでアウト、だがこれは川神ボールだ。タッチしなきゃアウトにならない

「ふっとばしてやるぜ!!」

走者が強烈なタックルをくまちゃんにお見舞いするが、

「ふん、ハムになっちゃえ」

「ぐああああ!!」

『サバ折りだ!! これは痛い!』

「・・おいしそうじゃない、いらない」

クマちゃんは相手をそのまま投げすてた。

「かはっ」

「担架を用意せい」

校長が近くの生徒に指示した。

『いきなり負傷者だ、これが川神ボール。一番バッターは現在医務室で治療中だ!』

『さぁて、S組はF組の強力ブロッカーをどう破るか』

『ボールを持ってないと守備は攻撃できないからネ』

『ライト前ヒットとかなら安全に出塁できるわけだ』

「おいおい、
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