一部 高校一年
川神一子の師範代ロード
4話 開幕、球技会
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「修行手伝うためだろ?」
キャップが純粋な意見を出した。
「キャップは相変わらずお子様だなぁ」
「なんだとぅ!?」
「しかし、まぁ男女9人グループだから、いずれ誰かしらそうなるとは思っていたが、まさかよりによって妹が一番乗りかもしれんとはな」
モモ先輩が率直な感想を言った。
「そうだよね、僕は京と大和が真っ先にくっつくと思ったよ」
「それは、私への期待? これは応えるしかない!!」
そう言って、京がヤマトに襲い掛かった。
「うお!! モロめ、なんて一言を」
大和は持ち前の回避力で懸命に避けるが、徐々に隅に追い詰められていく。
「あはは、ごめん。まさかここまで暴走するとは」
「さぁ、観念するんだ、大和」
「私も退屈だから、弟で遊ぶとしよう」
モモ先輩まで乱入していった。流石に大和も捕まってしまい、遊ばれている。
「くそう、ワンコに遅れを取るわけにはいかねぇ、俺様もナンパに行ってくるぜ!! 行くぞ、モロ」
「え? 僕も行くの? しょうがないなぁ」
と言いつつそこまで嫌ではなさそうだ。
「龍斗、お前も来い。お前を餌にすればお姉様方も食いつく」
「今のを聞いていく奴がいるわけ無いだろ。そもそも、そういうのは嫌いなんだ」
「ちくしょー、キャップは?」
「俺もパス、だいたい女の何がいいんだよ、面倒くさいだけじゃね?」
「ちくしょー、このイケメンどもは。見てろよ、絶対に成功させてやっからな!!」
「このセリフを何回聞いたことか」
モロはため息をついた。
「うっせー、今度の作戦は完璧なんだよ。ファミレスでコーヒーを頼んで知性をアピールしつつだな、」
「コーヒーで知性アピール何てできないから!!」
二人は言い合いながらも秘密基地を出て行った。
「俺もバイトに行くか」
そう言ってキャップも出て行った。
「さて俺も修行するかな「お、じゃあ、私と組t」却下で」
「何だよ、組手位いいじゃないか」
モモ先輩が駄々をこねる子供のように訴えてくる。・・・冗談じゃない。今やっても簡単に負けるとはいかないが勝てない。そして、一回技を見せてしまってはモモ先輩に二度通用するものは少ないだろう。だからなるべく、勝率を高めるためにも、無駄に戦えない
「嫌なものは嫌です。そのうち自分から申し込むんで、それまで待ってください」
「う〜、本当だな、待ってるぞ。と、いうわけでその分だけ弟で遊ぶぞ」
「りゅ、龍斗、助けてくれ」
「すまん大和、お前のことは忘れない」
そう言って俺は秘密基地をあとにした。
後ろから「薄情者〜!!」という叫び声のあとに悲鳴が聞こえたが、うん、何も聞かなかったこと
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