一部 高校一年
プロローグ
2話 入学、川神学園
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
頭がとてもよくイケメンだが、男性女性どちらもいけるという変態だ。井上は、能力が高く比較的常識があるためツッコミ役だ。だがロリコンという深い業を抱えているため、ある意味では葵より危ないかもしれない。
女王蜂の話は、今日の金曜集会で話すことになるだろう。今日は二年ぶりの金曜集会の日だ。金曜集会というのは中学の時、親の都合で引っ越してしまった京のために毎週開かれていた集会のことである。
「いやー、龍斗がいる金曜集会って久しぶりだな」
「そうだね、かれこれ二年半も旅に出てたもんね」
「てなわけで、旅の話を聞かせてくれよな」
金曜集会が始まるなり、キャップが切り出してきた。
「まさか、旅の先々で綺麗なお姉さんと会ってきたんじゃねーだろーな」
ガクトがまだこないだのことを根に持っているようだ。
「まさか、あの九鬼のメイドと知り合いだったなんてな。私も驚いたぞ」
モモ先輩も気になっていたようだ
「メイドね・・・プハハははは、ダメだ堪えらんねえ。あいつがメイドとか」
本人の前でさんざん笑ったのに、まだおさまらないとは我ながら驚きだ。
「どこで会ったの?」
ワン子が不思議そうに聞いてくる。
「戦場だよ、あいつは元凄腕の傭兵だ。他にも血まみれステイシーとか、大佐とかとんでもない連中の中のひとりだったんだ」
「「「「「「戦場!?」」」」」」
話を聞いていた全員が驚いた。驚かすつもりではあったが、そこまで驚かれると逆にこっちがびっくりさせられるな。
「他にも鉄家を訪ねたり、北陸の剣聖十一段に会いに行ったり、松笠の龍鳴館にいったり、そこにちょうど止めてあった戦艦に乗っけてもらったんだ。そのあとドイツでおろさせてもらったんだけど、色々あって、一時期ドイツの雇われ兵みたいな感じで、戦場にだされたんだ。そこであったのが女王蜂だよ。」
「すげーなー、俺も早く海外を冒険してーぜ!!」
「キャップ軽すぎでしょ!!」
モロのツッコミが炸裂する
「すごいわね、本当にいろんなとこに行ってきたのね〜」
ワン子が感心したように呟いた。
「鉄家というと乙女さんや陣内さんたちか、北陸の黛十一段に松笠にいる橘兄弟、とその娘の瀬麗武、どれも壁を越えた者たちばかりだ。これだけのところに行ってきたんだ、相当強くなっただろう?勝負しn「だからまだ嫌ですってしつこいですよ、モモ先輩」なんだよケチ〜」
モモ先輩の視線が一瞬鋭くなったが、すぐに元に戻った。まだ戦闘衝動を抑えられているようだ。
「う〜、私は戦ってないと頭にモヤがかかるんだよ〜、ここは弟でもいじって気を紛らすか」
「やっぱりそうなるのか」
大和はもう逃げても無駄と分かっているのか、抵抗しない。
「ほーら、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ