一部 高校一年
プロローグ
2話 入学、川神学園
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れでキャップと以外は全員揃ったな。」
なんとかモモ先輩から抜け出した大和が今度は京のアプローチを躱しながら言った。ちなみにゲンさんはいつもひとりで行ってしまうため一緒に行くことはほとんどないらしい。
「あれ?キャップはどうしたの?」
「うー、大和がつれない。キャップは先に一人で走ってっちゃったよ。」
「あはは、相変わらず自由だね」
「そろそろ、時間的にもやばいし、それじゃあ、行きますか」
一行はぞろぞろと学園へと向かった。
川神学園 F組教室
入学式も無事終わり、今はSHR中だ。どういうわけか全員同じクラスになっていたが、そこは気にしてはいけない部分だろう。このクラスの担任は小島梅子先生、厳しい先生だが融通が利かないわけではなく、生徒に対して生徒に対しても分け隔てないので人気の先生らしい。でも、手に持ってるあのムチはなんだ。いやまさかn
「熊飼!HR中に食べ物を食うな!!」ビシッ!!
「すいません、お腹が減っちゃって」
マジかよ!本当に叩くのかよ、問題にならないのか? さっきもお粉塗りたくった変なのがいたし、ここの教師変なの多くないか? なんてことを考えているとSHRが終わり帰宅になった。
「さて、帰りますか」
「ねえ、君名前なんていうの?」
突然、茶髪のいかにも今時の女子高生?みたいな女の子に声をかけられた。
「俺は黒月龍斗だ、よろしく。君は?」
「私は小笠原千花、よろしくね」
「うお、チカリン系がいきなり凄いイケメンを捕まえようとしてる系、そうはさせない系!」
突然向こうから山姥みたいな女子が飛びかかってきた。俺は本能的に危険を感じ取り全力で避けてしまい、ヤマンバみたいな女子はそのまま床をズサーっと滑ってしまった。
「すまん、大丈夫か」
慌てて手を伸ばすと、その手をがしっと捉えられた。俺はビビって手を振りほどこうとするが、力が強く解けない。
「うおっしゃー、イケメンゲット系」
「ちょっと、羽黒、やめなさいよ。それに私が先に声をかけたのよ!」
え、そういう問題なのか? ていうか、この二人は何なんだ…
「甘いぜ、チカリン、こいつはもうアタシのモノ系だっつーの」
「いやいや、さっきから二人ともおかしくない?俺は俺のものだからね?何その早いもの勝ちで所有権が決まるみたいな会話」
やっと会話に割り込めた。
「あ、ごめんね。コイツは羽黒って言って中学の時からの友達なの。」
「よろしく系だぜ、イケメン系。」
「よ、よろしく系。あと俺の名前は黒月龍斗系だ」
「別に乗らなくても…。まぁ、いっか。」
「千花ちゃんたちすごいですね。もう仲良くなった人がいるんですか。むむむ、これはお姉さんとして遅れを取る
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