一部 高校一年
プロローグ
1話 帰ってきた男
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に直江大和という舎弟がいる。そいつは風間ファミリーの軍師的な存在で頭が良く、卑怯なところもあるが、人一倍仲間思いで、交友関係は恐ろしいほど広い。なんでも父親に人脈は力だと教わってきたらしい。ヤドカリ至上主義なところと、尻好きなところと、天然ジゴロなところを除けば風間ファミリーではかなり常識のある部類だ。…あれ? 意外とあるな、もしかして一番変人なんじゃ…
「おい、なんか失礼なこと考えてるだろ」
ランニングから帰って島津寮で食事中に考え事をしていたら大和に話しかけられた
「大和、お前、エスパーか?」
「考えてたのかよ!!」
「いや別に、全然そんなこと考えてない、ちょっと天然ジゴロの尻ふフェチだなぁって、思っただけだ」
「OK、よーく分かった、表出ろ」
「否定できないだろ?なぁ京?」
「本当だよ、私というものがありながら、他の女のフラグ立てて。でもそんな大和も素敵、だから付き合って」
「そんなことしてねーよ、お友達で」
「またフラれた…。」
今フラれて、うなだれていたのは椎名京だ。彼女も風間ファミリーのメンバーで、昔母親のせいでいじめられていたところを助けた大和に惚れ、今に至るまで数々の変態的
「変態的じゃなくて純愛だよ」
失礼しました。純愛のなせる過激なアプローチをしている。京は同年代の中ではとても発育がよく、あのアプローチをよくかわせるなと同年代の男として密かに尊敬している。ん?
「京さん、勝手に心読むのやめてもらえます?」
「龍斗がわかりやすいだけだよ」
「お前ら朝っぱらからうるせーな。」
「「あ、おはよーゲンさん」」
「おはよ」
「おう、おはよう。それと龍斗は久しぶりだな」
「久しぶり、昨日は何してたの?」
「親父の手伝いでな、悪いな、パーティーに参加できなくて」
「いいよ、いいよ、仕事お疲れ様」
この色黒のイケメンは源忠勝、通称ツンデレであr
「ツンデレじゃねーよ!!」
「なんでみんな俺の思考が読めんだよ、怖いよ!!」
そんなに分かりやすいんだろうか、以後気をつけよう。改めて通称ゲンさんである。一見ガラの悪い不良に見えるが、基本的に優等生で世話焼き体質なのだ。なので、よくツンデレやらオカンやら呼ばれている。彼も風間ファミリーに所属している、ワン子の幼馴染であり、実は恋心でもあるのではと思うほどワンコに対してだけ甘い。実際あr ゴスッッ! 痛いです。すいません
「そういやキャップは?」
大和が思い出したかのようにつぶやいた。
「今日は入学式だしそろそろ起こさないとな」
キャップというのは先ほど説明したとおり風間翔一のことである。我らが風間ファミリーのリーダーにして、冒険好きの少年であり
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