第T章:剣の世界の魔法使い
朝露の少女
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「はぁ……はぁ……」
「な、何だったんでしょうか、今の……」
ドレイクの表情は、疲労の一色に染まっていた。強い、強い、疲労の色だった。
「……今のは、この世界そのものに記録された《負の記憶》です。どうして今現れたのかはわかりませんが……強すぎる。これほどの絶望を、プレイヤー達が蓄えていただなんて……」
ドレイクが立ち上がる。ふらついた彼をあわててシェリーナは抱き留めた。ドレイクの魂は、シェリーナのものよりも純度のようなものが高いらしい。そのため、絶望などの感情に弱いのだ。きっとシェリーナの何倍も今の現象で精神的にダメージを受けているに違いない。
「……キリトさんに頼んで、少し休ませてもらいましょう」
「お願いします……」
シェリーナは、黒髪の少女をせおってこちらに向かってくるキリトとアスナに向かって手を振った。
これが、後にシェリーナ達の運命を大きく変える《心意システム》との出会いだった。
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