第T章:剣の世界の魔法使い
神聖剣VS二刀流(前編)
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それにあいつ、なんか仕組んでると思うんだよ」
「え……?」
なにか仕組んでいる……?ヒースクリフが、チートを使っているとでもいうのだろうか。
「シェリーナちゃん、なんであたしたちが《神聖剣》に挑まないかわかる?」
「いえ……」
ヒバナはじゃぁ教えたげる、と言って、コクライを見た。
「あのおっさんのHPは何があってもイエローゾーンにゃならねぇ。俺はそれをこの目で見た……まぁ、錯覚だと信じたいんだがな。ともかく、キリトごときじゃおっさんには勝てんよ」
「むっ!キリトさんは勝ちますよ」
「ほほーう。そこまでして言うなら、おっさんが勝ったら飯おごってもらうからな」
「望むところです」
『それでは、選手入場―――――』
血盟騎士団の幹部の声と共に、ごんごんごんとゲートが開き、二人の人物が闘技場内に姿を現す。瞬間、歓声が爆発した。
片方は、真紅の鎧に身を包み、十字剣と十字盾を身にまとった赤い聖騎士――――《神聖剣》ヒースクリフ。
そしてもう片方は、漆黒のコートを纏い、背中に黒い剣《エリュシデータ》と白い剣《ダークリパルサー》を吊った黒衣の剣士――――《二刀流》キリト。
二人は何かしゃべると、それぞれ少し身を引き、お互いの武器を自然体に構えた。
カウントが進む。それが【0】をしめしたその瞬間――――
空気が爆発し、二人は真正面で激突した。
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