スーパーロボット大戦OG外伝
0486話
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-Vならまだいい。リョウトが使っている機体と合わせて2機あるので、最終的に戦力はある程度ダウンするだろうが、それでもまだ挽回可能な戦力なのだ。だが、オンリーワンと言ってもいい初代のヒュッケバインは……
「諦めるしかない、か」
呟き、溜息を吐きながら何気なく周囲を見回し……ソレに気が付く。
まるでヒュッケバインに使われるように並べられているその存在。最初はてっきりヒュッケバイン最強の武器であるブラックホール・キャノンかとも思ったのだが、砲身の長さが……そして武器自体の大きさがブラックホール・キャノンよりも1回り、いや2回りは小さい。となるとこれは……っ!? そうか。確かヒュッケバインやヒュッケバインMk-Vと一緒にヒリュウ改やハガネに追加される戦力のグラビトン・ランチャーか。
換装武器の中でも最も高性能、高威力な武器。武器の地形適応もオールSとOG外伝の中では破格の性能だ。ヒュッケバインは持っていくのを諦めるしかないが……
「これは頂いていくか」
呟き、グラビトン・ランチャーへと手を触れて空間倉庫へと収納する。
「さて、次だ」
再び影のゲートを展開し、今いるコンテナの隣にあるコンテナへと移動し……
「よりによってこれか」
目の前にある機体に思わず苦笑を浮かべる。
何しろその機体は色々な意味で趣味的な機体であり、某国の王女が乗る機体と対になる機体。即ち、フェアリオン・タイプS。20m前後のPTやAMが多い中で、15m弱しかない機体だ。
さすがにこれは持って行く訳にはいかないだろう。ラトゥーニが乗る機体としてはこれ以上がない程のスペックを誇るし、合体攻撃も強力だ。ヒリュウ改やハガネの部隊でも上位に位置する性能なのだから。
それに……
「これを持って帰っても、誰が乗るのかという問題があるしな」
どう見ても趣味に走ったとしか思えないその外見。性能だけで考えれば全く問題が無いのだが、この機体に好んで乗りたがる奴がいるとも思えない。
……いっそイザークに乗せてみるか?
ふとそんな悪戯心が心に浮かぶが、色々と酷い目に遭いそうなので取りあえず止めておく。
「……次だ、次」
再び影のゲートを展開。隣にあるコンテナに移動し……
「ようやく、か」
そのコンテナの中にある機体へと視線を向けて安堵の息を吐く。ヒュッケバイン特有の、どことなくガンダムを思わせるその顔付きに、背中の部分に装備されているマルチトレースミサイルが収納されている2つのマルチコンテナ。その特徴的なシルエットは俺の探し求めていたヒュッケバインMk-Vで間違い無い。研究室で情報を引き出した機体データによると、現状で既にプラズマジェネレーターからトロニウム・エンジンへと変わっているらしい。と言うか
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