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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos8選択の刻〜Resolve〜
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えなかった。君たち、・・・闇の書が原因ではやては歩けないんだ、って。そんなこと言えるわけないじゃないか」
「「「「っ!」」」」
俺の作った悲痛な表情を見たことでヴィータは大人しくなってくれた。俺は続ける。いつかこの日が来るのを見越して、先にリンカーコアを回収していたことを。もちろん相手は選んだことも伝えた。標的は魔法を使って罪を犯している魔導犯罪者のみ、一般魔導師には手を出していない、そして当然だが殺しもしていない、と。俺の話を聴いたシグナム達は目に見えて安堵していた。
「そうか。ああ、いい判断だと私は思う」
「だな。悪くねぇ考えだ、ルシル。犯罪者からリンカーコアを奪うのか。それなら大して心も痛まねぇな」
「そうね。一般の人を襲ってはやてちゃんを助けられたとしても、ちょっと素直に喜べないもの」
「うむ。殺しも無いというのも評価できる。あの心優しき主の未来を血で汚したくはないからな」
リンカーコアを全て“ブレイザブリク”へと戻す。あとは「この事を事前報告するか、事後報告するか、だけど」と、シグナム達がおそらく考えていない事を言ってみた。
「待ってくれ。主はやてには伝えるのは――」
「黙ったまま始めるのか? 今まで黙っていた俺が言うのもなんだけどさ。騎士の誓いを破りたくないんだろ。だったら言うべきだ、と思う」
かつてのはやては、自分のことなのに蚊帳の外にいたことで少なからず傷ついていた。家族のしてきたことを何も知らずにいた、と。それにシュリエルリート、じゃなかった。今はまだ管制プログラムである名無しの彼女を起動させるためにもはやてには知っていてほしい。
管制プログラムである彼女の事も引き合いに出すと、「それはそうだが」とシグナムの心が揺らぎ始めた。ヴィータ達もそうで、はやてに話そう、という流れになった。
「で? 話すにしても事前か事後、どっちにするか、だ。事前であれば反対される可能性が大きい。はやては優しすぎるからな。自分より他人を優先する。事後の場合は怒られるかもしれないけど、もう引けない道を進んでる」
「話すとなればやはり事前だろう。たとえ反対されようとも何としても説得する」
シグナムがグッと拳を握った時、『なんで、みんな居らへんの!?』はやてから焦りと不安でいっぱいな念話が送られてきた。
『ごめん、ごめん。すぐに帰るから』
『ホンマに!? とゆうか、なんで誰も居らんの! 出掛けるんなら一言くらいほしいわ!』
『申し訳ありません、主はやて』
『ごめん、はやて』
『ごめんなさい、はやてちゃん』
『申し訳ありませんでした』
俺たちは無断で出掛けた事に対して謝る。けど、珍しいな。はやてが途中で起きるなんて。寝つきが良いはやては体内時計がしっかり
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