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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos8選択の刻〜Resolve〜
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するなんて。
(ま、失敗と判断されたら即氷結封印になってしまうが)
そこだけは承諾するしかなかった。失敗などしないが、それは未来を知っている俺だからこそ言える結末だ。未来のことを知らない者からすれば不安で仕方ないだろう。とにかく、だ。“夜天の書”の終焉を迎えるための基盤は固まった。リーゼの妨害が無くなった以上、安心して魔力集めが出来る。
あとは・・・「フェイト達だな」彼女たちや、そしてはやてとシグナム達にも悪いが俺の手の平の上で踊ってもらおう。そう、全てが終わった後、俺は彼女たちにどう思われてもいい。しかし彼女たちが知り合うためだ。やってやる。今後の展開への決意を固め、俺は就寝することにした。まずは魔力集めを徹底して行うために必要な体を休めなければ。
そうして翌日。10月27日。先の次元世界と同じなら今日、はやての下半身麻痺の正体をシグナム達が知ることになるはずだ。それを証明するかのように今日は病院での診察日だ。
「また見ていたんだ、アルバム」
「あ、ルシル君。なんや止まらんくてな」
今日の授業を始めようとはやての部屋に行くと、はやてはアルバムを楽しそうに眺めていた。シグナム達が来てからというもの一気に写真が増えたからな。海水浴へ行ったり、山へキャンプに行って天体観測をしたり、海鳴温泉へ旅行したり、梨狩りに出かけたり、ヴィータのゲートボール大会の応援やシグナムの仕事の見学などをした。そう、色々と遊びに行ったよな。そのたびに写真を撮って、こうしてアルバムに収めていった。
「よしっ。家族パワーも貰ったし、今日も勉強頑張ろかっ♪」
やる気に満ちたはやてに今日も授業を行う。はやての学習能力には本当に舌を巻く。そして正午までの2時間、数学と国語(6年生レベル)の授業をし、終われば家族みんなで昼食を頂く。その後は予定通りはやてとシグナムとシャマルは病院へ。洗濯物を取り込んで畳んだり掃除をしたり、残った家事を行うために俺とヴィータとザフィーラは留守番となる。家事が終わると、はやて達が帰ってくるまで思い思いに時間を過ごす。
「ただいま〜♪」
5時を過ぎ、はやて達が帰ってきた。はやて、彼女の車椅子を押すシャマル、夕食に使う材料の入ったエコバッグを持つシグナム。俺やヴィータ、ザフィーラがそんな3人におかえり、と挨拶をして迎える。しかしやはりシグナムとシャマルには元気がない。気付き難いがシャマルの目は僅かに赤く腫れていて、泣いたことが判る。おそらくザフィーラも気付いているだろうが、そのことには触れそうにないため俺も触れないでおく。
「今日はみんな大好き、肉じゃがやよ♪」
「おお、やった♪ はやて、はやて、お肉いっぱい入れて!」
「ちゃんとお野菜も食べなアカンよ、ヴィータ」
シャマルははやてと一緒
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