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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos8選択の刻〜Resolve〜
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の場で潰し、その後は管理局施設に連行し、そして立ち去って行く。
『3ヵ月余りでこのランサーに捕縛された指名手配犯や犯罪者は202人。そのどれもが魔導犯罪者です。その者たちの魔導師ランクは、最低はCから最高はAAA−まで』
『武装隊隊長の平均ランクであるAAを超える相手すら軽く捻ってます』
偶然撮影されたルシリオンと高ランクの魔導犯罪者との差しでの勝負や対多数戦闘がモニターに映し出される。いやそれはもはや戦闘と呼べるものじゃなかった。それは一方的な蹂躙だった。映像が終わると、その戦力の高さにほぼ全員が、口が塞がらないと言った風に放心していた。
メンバーの中には腕に覚えのある魔導師も居た。が、その者ですらその圧倒的な戦力には呆れ返るしかなかった。しかしただ1人だけ放心せずに『面白い奴じゃないか。俺の実験素体にしたいくらいだ♪』と笑みを見せる者も居た。メンバーの中で唯一大人ではない12歳くらいの少年で、笑みを作ると八重歯が目立つ。
『古代ベルカ式の戦い方だが、使ってる魔法はベルカ式と言うよりミッドチルダ式に近いな。ハハ、見てみろ。数の差なんて無いようなものだ。お前たちもそう思うだろ?』
拍手をしながらルシリオンと魔導犯罪者数人の戦闘を観戦する少年。
『・・・・俺たち1111航空隊は、このランサーを管理局にスカウトしたいと思っているわけで』
『おい、無視するなよ』
『スカウトだと!? 馬鹿を言うな! 犯罪者だぞ、これは!』
『お前も無視して話を進めるな、レジアス・ゲイズ少将・・・ではなかった、最近中将になったんだったな?』
ぼやく少年にレジアスと呼ばれた厳つい顔の男性が、ロッキーが提案したルシリオンのスカウト推薦に対し猛烈な反対意見を示した。
『フンッ。犯罪者風情が私に話しかけるな』
『イエス・サー、ルテナント・ジェネラル・ゲイズ』
小さくお手上げしてそう返した少年にレジアスはまたも『フンッ』不快そうに鼻を鳴らした。
『確かに手放しで褒めることが出来るわけではないと思いますが、少なくとも彼のおかげで逮捕に苦労する魔導犯罪者が捕まっているわけですし』
『それに。これほどの実力者を管理局に迎え入れることが出来れば、犯罪件数も減るかと思いますが?』
『どうせまた、お前たち海の連中が持っていくのだろう!? いつもそうだ。優秀な魔導師や戦力はみんな、本局が持っていく!』
『それは・・・』
第1世界ミッドチルダの地上本部を預かってそう間もないレジアス。彼は地上事件における人員・戦力不足に悩んでいた。しかしそれも仕方の無いことだった。地上と次元の海では犯罪の規模が違うのだから。とは言え地上を蔑ろにしているわけではないのだが。
ただ、戦力足り得る魔導師の数が少ないのだ。確
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