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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos8選択の刻〜Resolve〜
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次元世界の秩序を管理する司法機関、時空管理局。次元空間内に浮かぶ、その時空管理局の本部である巨大な艦・本局のとある部屋。そこは光源の無い真っ暗な部屋だった。
『それではこれより権威の円卓による、時空管理局評議会を開会いたします』
しかしそんな厳かな声と共に真っ暗な部屋に空間モニターとホログラムと言う光源が生まれる。部屋の内装がうっすらだが露わになる。部屋の中心には円卓が置かれ、周りに13の椅子が設けられている。
人のホログラムは椅子に座っている様で投影されており、そのホログラムの人数は13脚中8脚、つまり8人だ。そして別の3脚の椅子にはホログラムではなく3つのモニターが展開され、それには人の顔ではなく時空管理局のエンブレムと、ローマ数字のT、U、Vが表示されていた。残り2脚には何も投影されていない。空席なのだろう。
時空管理局評議会。旧暦の時代に次元世界を平定し、時空管理局設立後にその一線から退いた3人が、その後も次元世界を見守るために作った組織・最高評議会と、彼らが掲げる理念の下に集った10人の管理局員や民間協力者から成る、管理局の運営とはまた違った事柄を決めるための組織で、通称、権威の円卓。
ちなみに最初に開会を告げたのは、最高評議会の世話をしている女性局員だがその姿はここにはなく、モニターにも表示されていない。だがその声をルシリオンが聴けば1発でその声の主の姿と名前を当てることが出来ただろう。
『サブナック一等空佐とガアプ特別技能捜査課長が本会議にて提示したい案件があるとのことだが』
僅か3人しかいない最高評議会、その評議員の立場にあるリョーガ評議員が、2人のホログラムを指名した。1人はロッキー・サブナック。時空管理局本局直属・航空武装隊の内、上層部のごく僅かしか知られていない暗部である第1111航空隊、通称オンリーワンの隊長。任務が無い時は戦技教導隊に就き、または他の航空隊に出向する。
もう1人はクー・ガアプ。22歳という若い女性だが、階級は一等陸佐を頂いている。特殊な固有スキルを使って捜査を行う特別技能捜査課の全部隊を纏める課長だ。
『すでに耳に入っている方もいると思いますが、ここ3ヵ月ほど次元世界で暴れている魔導師がいまして』
『魔導師と言うよりは騎士ですね、ベルカ式を使っているので。名はランサー。明らかにコードネームですが、その実力は圧倒的とも言えるものです』
ロッキーとクーがそう告げ、円卓の中央に球体型の空間モニターを出した。そこに映し出されているのはランサーことルシリオンだ。アースガルド同盟軍の軍服型の騎士甲冑を纏い、柄の上下に長い穂の有る槍・“エヴェストルム”を携え、デフォルメされたチーターで素顔を隠し、管理局に指名手配されている魔導犯罪者を問答無用で襲撃し、偶然遭遇した犯罪者もそ
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