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IS インフィニット・ストラトス〜普通と平和を目指した果てに…………〜
number-9
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不機嫌なままだったが。


マドカとも協力してほしいものだ。


      ◯


定例会も終わり、それぞれ会議室から出ていくが、ラウラと蓮だけは残っていた。どうやら話があるらしく、蓮を引き留めていたようだ。


「兄上、今度IS学園に辞令で行くこととなりました。学年別トーナメント前にはそちらに転入予定です」
「そうか、分かった。まあ、楽しくやっていこうか。それと、もうそんな畏まった言葉使いは要らない」
「了解です。……兄上と一緒に過ごせる日々が楽しみだ。では、これで」


ラウラは、蓮が差し出した手を掴んで握手するとそのまま流れるような動作で蓮の唇に軽く口づけた。そして、満足したのか会議室を後にする。
蓮も、そんなに動揺することはない。もう慣れてしまっている。最後になった蓮は、電気を消して会議室を後にした。


ちなみに補足であるが、ここでの席順はメンバーでの総当たりで決めている。勿論IS戦闘だ。これは年に一度行われる。
今回は、蓮が一番だっただけだ。去年は、スコールが一番だったのだから。



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