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IS インフィニット・ストラトス〜普通と平和を目指した果てに…………〜
number-9
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夏がISを動かせて、セシリアを落としたから教えてもらっているのだ。本当なら入学当初みたいな接し方が……いや、あれよりも少しマシか。まあ、そんな接し方が普通なんだ。感謝もせずにほかの鍛え方? バカも大概にしろと。


一夏は、良くも悪くも自分の立ち位置を理解していないのだ。


      ◯


「ふむ、ラウラ。お前とクラリッサの位をあと一つ上げられるか?」
「可能です」
「どれくらいかかる」
「二か月あれば」
「分かった。では、二か月以内にラウラは中佐、クラリッサは少佐まで登れ」
「了解」


定例会は、それぞれの報告を蓮が聞き、遅いようなら急がせるように。足りないものがあるのなら、他から回せるようになどのことをする。
アメリカ軍のスパイやドイツ軍のスパイもいる。ドイツに至っては、そこのIS隊がすべて亡国機業の参加だ。それにさえ気づかない国の上層部は、腐った脳みその塊なのだ。


スコールからは、亡国機業の軍事について。やはりISが足りないようだ。スコールは予め機体を持っていたし、蓮も同じ。束は、もともと作った本人だ。ナターシャは、アメリカの銀の福音を奪えばいい。オータムもアメリカのまわしている。ラウラも、代表候補生からもらっている。となると、後一機は欲しい所だ。ここに参加していない三名にも専用機は持たせている。


「ねえ、蓮。提案があるんだけど」
「どうした、ナターシャ」


そんな中、ナターシャが蓮に提案する。今、欲しいのはマドカのISだ。マドカは、織斑千冬のクローンだけあって機体適合率が高い。生半可なISでは、彼女が満足しないだろう。その機体をどうするのか。どうやらアメリカから流れた情報らしい。


「イギリスのBT試験機って知ってるかしら?」
「ああ、IS学園にもその機体が一機ある」
「その二号機なんだけど、サイレント・ゼフィルス。どうかしら、そこの彼女に」


ナターシャは、マドカの視線を向けた。マドカは、目を合わそうとはしなかったが、やはり機体がもらえるかもしれないということで嬉しそうで、心なしが頬が緩んでいた。


「私は、それで構わない」
「じゃあ、決まりだ。マドカに与える機体は、イギリスBT試験二号機、サイレント・ゼフィルス。異議のある者」


誰も手を上げることはなかった。ここにいるみんながそれに賛成したということになる。
さっさと話を進める。ナターシャの話によるともう機体や、ビットは完成しているとのことだった。それに主武装のレーザーライフルも完成しているということだった。
強奪部隊にスコールとマドカを組み、後何人か下っ端をつけようとしたが、少数精鋭で行くとのこと。オータムを合わせた三人で行くことと決まった。
それが決まっても、ずっとオータムは
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