暁 〜小説投稿サイト〜
東方異形録
第60話 VS 月の兵士 “弐”
[1/2]

[8]前話 [1] 最後

●月の兵士side●

T.S3「---いくら何でも遅すぎない?」
   「確かに…もう行ってから3分になるよ」

 何でだろう、嫌な予感しかしない…………敵か? だとしたら無事って可能性は低いな.......
やっぱり此方も確認にいくべきだろう。

「 二手に分かれて、確認に向かおう。」
T.S5「やっぱりそうだよね…分けたら3と4に分かれるけど、どうする?」
T.S4「そんなの決まってるじゃん。所詮地球人だよ? 3人居れば永琳様たちの護衛くらい出来っ て!」
T.S5「それもそうか…じゃっ、みんなにも伝えるよ」

 通信機を取り出して他のみんなに伝えている。私は永琳様たちの護衛にまわることになった。







                 …………それでも、


 

   
         -------------私の不安は消えなかった。


 side out…






 ●翔side●

「作戦は上手くいっているみたいだな。」

 俺は先の月の兵士を血祭りに上げた跡、上から様子を見ていた。
(これで兵力の分担はできたし、後は楽に事をはこべそうだな。)
 
チラッ

(……)ゴクリ

チラッ

(やっぱり我慢できん!)グチャッ…

 俺は飛び散った脳漿を手で掬い集めた------もう今から何をするか分かるよな?

ジュルウゥ___

 なんだこれはぁぁーーーッ ンマイなあああッ!! 
…やっちまったよ。喰っちまったよ、月人わといえ人の脳漿を…
(ま、深く考えないでおこう)
さもなければ頭がどうにかなりそうだ。

「っ、……」

 俺はもう一度屋根に音を立てずに飛び乗り、伏せるようにして隠れる。 お分かりだろうがあえて言う…敵が現れた。 その数は4人。 俺は引き抜いた髪をモシンナガンに変えてすかさず構える------- ん、見た顔がある…

「(あの娘は?!!!)」

 若草色のショ−トヘア…間違いない。都市が地球にあった頃、永琳が訓練付けた妖兎だ。あのときはあの娘も小さくてよく遊んでいたなぁ…
(移住時にツクヨミに渡したが、それで難を逃れたんだな.....)

 --------大きくなりやがって……

どうか、
どうか俺を忘れていてくれ麗姫…!
 此方の角に曲がり出た瞬間、俺は銃を構え_____

麗姫「えっ...」

綺麗な黄色の瞳が此方を捉えた

 パアァァン!

  「っ、ハァ、ハァ-----」

 パシッ、ドスッ....

血が地面付いた…銃弾が麗姫の頭を貫いた



 


 ------ことはなかった

[8]前話 [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ