第三章
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ここで太鼓叩いてたんだ」
「そうだったのか」
リーダーは彼の言葉を聞いて述べた。
「じゃあ暇か?」
「うん、凄い暇」
彼は言う。
「何していいかわからなくてここで太鼓叩いているけれど」
「じゃあ俺達と一緒に来いよ」
リーダーが言った。
「あんた車掌さんなんだろう?じゃあこの線路の先に何があるのか知ってるよな」
「一応はね」
彼は太鼓を背中にやって立ち上がってそう述べてきた。
「知ってるよ。大きな駅があるんだ」
「駅が」
「うん、オアシスがあってね」
「オアシスが」
それを聞いて僕達は自分の目が輝くのがわかった。荒地ばかり見てきた僕達にとってオアシスという言葉はそれだけで凄く魅力的なものだった。目が輝かずにはいられなかった。
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