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パンデミック
第四十話「本部防衛作戦の終わり」
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スコーピオ"」


この言葉に、スコーピオは憎らしげな表情を浮かべた。
既にヴェールマンの後ろには、彼の精鋭部隊"カラドボルグ"のメンバーが並んでいる。


「…………さすがに、精鋭全てを相手しきれませんよ……」

スコーピオはポケットから携帯電話を取り出し、電話をかけた。




『聞こえるか?総員撤退しろ』








スコーピオの言葉を合図に、装甲壁内にいた適合者達が撤退を始めた。







その後、装甲壁内の感染者達は、残存する兵士達と、新型兵器"ブリューナク"の一斉掃射によって
全滅した。この作戦で、新型兵器"ブリューナク"は実戦データを確保。
覚醒兵部隊と同様に、次回以降の作戦で正式採用されることになった。


熾烈な「本部防衛作戦」は、終わりを告げた………
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