第五章 StrikerS編
第百四十五話 『公開意見陳述会(3) 攻防戦、それぞれの戦い』
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うらああああ!!」
「させません!」
すぐさま私は風王結界を盾にし何者かの攻撃を防ぐ。
粉塵が晴れたそこにはスバルに似た赤髪の少女が私の剣に蹴りをかましているようであった。
そして見た目は両足にスバルのマッハキャリバーに似ていて、それにリボルバーナックルのホイール部分が追加されているような武装のようなものが装着されていた。
少女は私に攻撃を防がれたのが癪に障ったのか「チッ!」という盛大な舌打ちをして私の剣を足場にして即座に離脱をはかった。
「な、なんだお前!?」
「あなたこそ何者ですか? どうやら戦闘機人のようですが…」
「アルトリアさん!」
「ッ!?」
エリオの叫びに振り向くとそこにはスフィアに囲まれているティアナ達の姿があった。
「ノーヴェー? 奇襲を仕掛けたのに失敗しちゃってどうするっスか? 目的も忘れているっスよね?」
「う、うるせーぞ、ウェンディ! 忘れてねーよ! 捕獲対象三名、特にタイプゼロは捕獲しろ、だろ?」
「ならいいッス!」
そして遅れて現れた少女はまたも濃いピンク色の髪を後ろで纏めていて大きな盾のような武装を持っていた。
どうやらノーヴェという少女の方が蹴りによる近接戦闘。
そしてまだわかりませんがウェンディという少女の方がスフィアを展開しているところからおそらく援護型というところでしょう。
「ふふふ…どうっスか? これで手出しはできないっスよ?」
「舐められたものですね。四人とも、今こそ訓練の成果を見せる時ですよ!」
「「「「はい!」」」」
「キュックルー!」
そして四人+フリードはすぐさまスフィアを破壊して私の後ろに並んだ。
「なっ!?」
ウェンディという少女は驚愕の表情をしていますが、私はその隙を見逃すわけ無いでしょう?
魔力放出で特攻をしかけて風王結界を振り下ろす。
「なっ!? 早い!」
「ノーヴェ! あたしの後ろに下がるっス!」
『ガンッ!』という鈍い音で私の剣は盾に受け止められてしまいましたが、それがどうしたと言わんばかりにさらに魔力放出で力を込めて威力を上げる。
「グッ!?」
「ぬるい! はあああああ!!」
盾ごと私は二人を壁に吹き飛ばした。
「「ガッ!?」」
壁に激突して二人は溜まった息をすぐに吐き出してその場に沈む、がすぐに立ち上がってきた。
ふむ。
意外に頑丈なのですね。
「さて、形勢は私たちに有利ですね」
剣を構えながら好戦的な笑みを浮かべ、
「捕まる覚悟をしてくださいね?」
「誰が!」
「そんな覚悟をするっスか!」
「ならばそれ相応の罰を受けていただきます」
そして戦闘が始まった。
◆◇――――――
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