第五章 StrikerS編
第百四十五話 『公開意見陳述会(3) 攻防戦、それぞれの戦い』
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◇―――――――――◇◆
Side アリサ・バニングス
フィアットが空で骸骨怪鳥を相手にしている中、あたし達も分散して戦闘をおこなっている。
アサシンがより前線に出て次々と骸骨人形を砕いていく。
「ふっ。なるほど…どんなに砕いても再生するのは核を完全に破壊しきれないからか。しかし、儂の拳にかかれば…!」
アサシンの「フンッ、ハッ!」という気合の声と共に骸骨人形は完全に砕け散る。
さすがアサシンね。
あたしも負けられないわね!
見ればアリシアもフェイトのバルディッシュと同型の『スピードスター』を構えて雷の斧を形成して切り込んでいる。
「スピードスター!」
そしてアリシアはデバイスと同じ名の魔術で雷を帯びた星型の魔術弾を放ってガジェットや骸骨人形を潰している。
骸骨人形から攻撃を受けるも杖部分で受け止めている。
そして、
「やぁっ!」
軽快な動きでジャンプして後ろに下がり、そこから骸骨人形めがけて一気に前へと加速しスピードスターを横に構えながら横薙ぎに切り裂く。
だけどすぐに復元してくるが、
「再生なんて、させない!」
アリシアはなんと振り向きざまに再生しようと集まっている中心を見事に斧で切り裂いた。
すると骸骨人形は今度こそ土に還った。
「みんな! 骸骨人形は核を潰せば再生しないよ!
ガジェットもAMFが効果を発揮しない私達魔術師にとってはただの鉄の塊にすぎないから用心して当たれば問題ない! 頑張ろう!!」
『さすがアリシア隊長!』
『頼りになります!』
『了解!』
うちの魔術師達がアリシアの言葉に次々と声を上げてガジェットや骸骨人形を潰していく。
よし…!
あたし達の周りの敵の数は減ってきた。
この調子でいけば他のところの援護にも回れるわね。
だから、
「みんな! アリサ・バニングスから命令します!
カレン二等陸尉のA班は他のブロックに援護をしに行って。
アリシア三等陸尉のB班は―――…」
指揮官の役割を任されているあたしは次々とみんなに言葉をかけていく。
でもふと、あたし達の目の前にブーメランのような武器を構えた桃色の髪のヘッドギアをしている女性が空から降りてきた。
みんなも警戒しているのか挑まずに静観している。
「…なにやらトーレから相手をして来いと指示されて来てみましたが、どの程度の部隊なのか………。ですが、相手になります」
どうやら一筋縄ではいかない感じの敵みたいね…。
でもそこで、
「呵呵呵! 機械の塊や木偶では相手としては不足であったのだ。どれ、小娘? 一つ儂と手合わせ
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