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神葬世界×ゴスペル・デイ
第一物語・後半-日来独立編-
第六十一章 覚醒せし宿り主《1》
[後書き]

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 とうとうセーラン君が宿り主となりました。
 「三獣ノ神」の一柱である傀神の正式な宿り主となった彼に、一体どのような未来が待ち受けているのか。
 「三獣ノ神」と言われるのですから、残り二人の宿り主もいます。
 今回は名前は出さず、台詞のみの登場です。
 別の物語で出る予定なので、楽しみに待っていてくださいね。
 いきなりですが宿り主とは、神を宿した者を指す言葉です。
 宿り主には二種類あり、まず一つは神を宿しているだけの者。これは宿した神の能力を少なく得るだけで、他には何も変化しません。宿り主を止めたくなったら、勝手に止めることが出来ます。
 もう一つは神を正式に宿した者。前者では仮として神の宿り主になるだけであり、こちらの場合、一生その神の宿り主。つまり住み処となることです。
 宿り主側から宿り主を止められない代わりに、宿した神の能力を使えます。
 何故、神が人に宿らなければならないのかは理由は色々ですが。大きな理由としては存在を消させないためです。
 信仰の無くなった神が消えるのと同じで、人類に認知されなくなった神は現実空間及び神域空間からその存在が消えてしまいます。神であっても自身が消えることは喜ばしいものではありませんので、人に宿る=宿った者には認知されるため、存在が消えるのを防ぐことが出来るのです。
 神の能力が使えるのも、単に宿してくれたお礼代わりとしだけではなく、神との距離が近くなるためとも考えられるのです。
 ですから神人族は神に近いことにより、その強さを獲得出来たというわけです。
 肝心の神人族は奏鳴ちゃん一人しか出てきてませんが……。
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