日常編
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楽園の塔の一件が終わり、ようやくナツ達はマグノリアの街に帰ってきた。
「こ・・・これは・・・!」
「うわぁ!」
「おおっ!」
「ほう・・・」
「驚いたな・・・」
「すげー!」
「すっごぉい!」
「・・・無駄に大きいわね」
全員が同じものを見つめ、各々の感想を口にする。
「完成したのか!?」
帰ってきたナツ達を迎えるもの。
それは――――――
「新しい妖精の尻尾!」
以前よりも豪華で大きくなったギルド・・・妖精の尻尾だった。
「おっ!ナツ達じゃねーか!」
「皆おかえり!」
「久しいな・・・アカネはどうだった?」
新しいギルドに唖然とするナツ達に、ギルド入り口前に新しく出来たオープンカフェでお茶をしていたスバル、サルディア、クロスが声を掛ける。
「驚いたか?これが俺達の新しいギルドだぞ!」
「どうしたドラグニル・・・驚愕で言葉すら出てこないか?」
「だ・・・だってよう、前と全然違うじゃねーか」
「そりゃそうだよ。新しくしたんだから」
ナツの言葉にサルディアが苦笑する。
「オープンカフェもあんのかよ」
「オイ見ろよ。入り口にグッズショップまであんぞ!」
「いらっしゃい!つーかお前らか。おかえり〜」
「マックスが売り子やってるよー!ヒマだねー、マックス」
グッズショップで売り子を務める砂の魔導士マックスを見ながらルーが呟き、アルカが困ったように眉を寄せる。
「妖精の尻尾特製Tシャツにリストバンド、マグカップにタオル、オリジナル魔水晶も取り扱ってるよ」
そう言うと、マックスは奥から何かを取り出す。
「中でも1番人気はこの魔導士フィギュア。1体3000J」
「いつの間にこんな商売を・・・」
「・・・アホらし」
マックスが持っているナツとマカロフを完全に再現したフィギュアを見て、エルザが呟き、ティアが呆れたように溜息をつく。
「見てー!ルーシィのフィギュアがあるよー」
「わー、ほんとだぁ!」
「えーっ!?」
ハッピーが持つルーシィのフィギュアは、星霊の鍵を持ちポーズをとっていた。
「勝手にこーゆーの作らないでよォ。恥ずかしい・・・」
「オイラはよく出来てると思うけど」
「うん。本物そっくりだね!」
「何度見ても凄いよね・・・って、わぁっ!」
笑みを浮かべながらハッピーの持っていたフィギュアを手に取るサルディア。
その瞬間、ルーシィフィギュアの着ていた服が外れた。
「もちろん、キャストオフ可能」
「イヤーーーーーー!」
半泣き状態になりながら、慌てて自分のフィギュアの服を着せるルーシィ。
「つーか
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