日常編
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はローズピンクの髪を姫カットにして下ろし、メイド服を着ていた。
その手には何故かバケツが握られており、中には山のような釘やらネジやらが入っている。
「お久しぶりですわ」
そう言ってにっこりと微笑むのは――――
「シュラン!?」
「セルピエンテ・・・お前か・・・」
シュラン・セルピエンテ。
幽鬼の支配者最強の女にして、蛇魔法の使い手だ。
以前、ギルドを破壊した張本人でもある少女。
抗争の際はティアさえもが苦戦し、最終的にはクロスに倒されている。
そして、その彼女がいるという事は――――――
「え!?」
「オ、オイ・・・嘘だろ!?」
「テメェは・・・!」
―――――自然と、もう1人の人物も、その人に特定される訳で。
『ガジガジ』と何かを喰い、ルーシィとグレイ、アルカの声に反応したかのように立ち上がる、その人物は―――――
「ガジル!?」
以前シュランと共にギルドを破壊した張本人・・・ガジル・レッドフォックスであった。
「何でコイツが!」
「きゃあああっ!」
「僕・・・こいつ等とは仲良く出来ないよ」
ルーが2人を睨みつけ、呟く。
彼がティアと同じくらいに大好きなルーシィに、辛い思いをさせたギルドの人間―――簡単に許せはしない。ジュビアはエルザを救う為に戦ってくれた為、もう彼の中で敵意はないのだが。
「マスター!こりゃあ一体どういう事だよ!」
「待って!ジュビアが紹介したんです」
「ジュビアはともかく、コイツ等はギルドを破壊した張本人だ」
当然、他のメンバーもこの2人に対しては凄まじい怒りを覚えている。
「フン」
「どこに行っても、私達は嫌われ者ですね。ガジル様」
自分達に敵意を向けてくるメンバー達に対し、ガジルは気に入らないと言いたげに鼻を鳴らし、シュランは少し寂しそうに呟いた。
「まあまあ、あん時はこやつ等もジョゼの命令で仕方なくやった事じゃ。昨日の敵は今日の友ってゆーじゃろーが」
そんなメンバー達をマカロフがたしなめる。
「うん・・・私も全然気にしてないよ」
「レビィちゃん」
酒場の奥のプールにいたレビィが、おどおどしながら必死に呟く。
彼女を含めるチーム『シャドウ・ギア』は、ガジルとシュランによって重傷を負わされている。
その為―――レビィの後ろに立つジェットとドロイは、2人を睨みつけていた。
「冗談じゃねぇ!こんな奴と仕事できるかぁ!」
怒りながらづかづかとナツがガジルに向かって歩いていく。
「安心しろ。慣れ合うつもりはねぇ」
直後、ガジルの言葉にカチンときた。
「俺は仕事が欲しいだけだ。別にどのギルドでもよかった。まさか1
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