日常編
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さ、さぁ、中に入ろう!」
凄まじく落ち込む姉を見ていられなくなったクロスは、ギルドの中へとナツ達を案内する。
「おおっ!」
「わぁー、キレぇー!」
「うん・・・素晴らしいじゃないか」
以前より遥かに広く綺麗な酒場を見て、一同は感嘆の声を上げる。
が、そんな中、ナツは1人ムスッとしていた。
「どうしたのよ、ナツ」
「前と違う」
「あのね・・・新しくして前と同じだったら意味ないでしょ」
早速復活したティアがナツの言葉に呆れる。
「ハ〜イ♪妖精の尻尾にようこそ〜」
すると、そんなナツ達にウェイトレスが声を掛けた。
チューブトップでタイトスカート、ギルドの紋章とロゴの入ったワンピースを着ている。
「ウェイトレスの服が変わってる」
「可愛くていいじゃないか」
「マスターの趣味かしら・・・」
「つー事はミラも・・・あれ?ミラどこだ!?失踪か!?行方不明か!?誘拐か!?あり得る・・・ありえちまって怖ぇー!犯人はどこのどいつだ!マジ殺す!」
「アルカおちつこーよ。ミラが誘拐されてたら、こんなのほほんとしてないでしょ」
「そ、そうか・・・そうだな・・・」
1人でテンパるアルカに、珍しくルーが正論を述べる。
「違ってる」
「新しいギルドはそれだけではないぞ」
「あ、ヒルダ」
やっぱりムスッとしているナツに、ヒルダが声を掛ける。
「なんと酒場の奥にはプールが!地下には遊技場!そして1番変わったのは、2階だ!」
普段ティアに次いで冷静なヒルダが興奮したように声を上げる。
すると、2階からひょこっとライアーが顔を出した。
ナツ達を見つけると同時に、2階から声を掛ける。
「誰でも2階に上がっていい事になったんだ。当然ながら、S級クエストに行くにはS級魔導士の同伴が条件だがな」
「そうそう。だからライアーもS級クエストにティアと」
「スバル悪い!手が滑った!」
「んぎゃっ!」
いつも通りに余計な事を言いかけたスバルの上に、ライアーが手を滑らせた為、テーブルが落ちてくる。
どうやったら手が滑ってテーブルが落ちるのかは謎だ。
「2階に行ってもいいのー!?」
「っし!これで俺とルー、ティアの3人で仕事に行けるな!」
「わーい!」
「お前らが行くと、必ず大規模な問題が起こるよな・・・」
喜ぶルーとアルカに、呆れた様にヒルダが呟く。
「帰ってきたか、バカタレども」
「!」
そんなナツ達に、マカロフが声を掛ける。
「お」
「あ」
マカロフの隣を歩く少女を見た瞬間、グレイとティアがほぼ同時に声を上げた。
「新メンバーのジュビアじゃ。かーわええじゃろォ」
「よろしくお願いします」
その少女とは、元
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