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ソウルブラザーのなく頃に
U話「入江診療所 T」
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 19XX年岐阜県鹿骨市雛見沢村。田舎の村で、寒村地帯と言っても過言ではなく、小さな村である。そんな、村に立派な診療所が建っていた。

「こんな立派な診療所はいつ開くんかいねぇ。何でも、クーラーも付いているらしいの」

「来月んにゃ診療所っちゅ、書いてあったん。すったらん。何でも、若い男の先生みたいやの〜、ひゃっひゃっひゃっ!」

 老婆達が話していた。私自身言うのもなんだが、ハッキリ言えば、立派な診療所である。駐車場も完備し、クーラーも完備、見た目も大きい診療所である。しかも、地下も存在する。何でも、その土地に存在する風土病の撲滅する為に、厚生省が建てた施設だと言われている。
 しかも、研究が知られないように、山狗と言われる不正規制部隊が、興宮近辺で、ダミーの会社として、潜伏している。ハッキリ言えば、私みたいな、人間が、そんな大層な研究の責任者の一人としていられるのだ。ハッキリ言えば、こんな立派な診療所で働かせて貰えるだけで、嬉しいが、大層な研究の責任者の一人として、いられるのだ。喜びを隠せない。

「・・・高野三四です。よろしくお願いします。入江先生」

「ええ、こちらこそ。よろしくお願いします、高野さん」

 私は、入江所長に頭を下げる。この診療所の責任者で、全ての権限を持っている人である。書類を読ませて貰えたのだが、彼は精神外科で、数々の論文を認められていたが、医学会で、精神外科を廃止され、医療事務の仕事をしていたと書かれている(※嘘です)。
 私みたいに、東大の医学部を主席で卒業できたが、医学会では、男性しか医者にしなかった為、精々看護婦か、医療事務の仕事しか、させてもらえなかった自分とは、本当に違った。私は、後の二人にも頭を下げる。

「富竹さんに、小此木さん・・・今後とも、よろしくお願いします」

「よろしく、高野さん」

「三佐・・・小此木です。よろしく」

「軍人ではないので、三佐や敬語はいいですわよ。小此木さん」

「へへ、分かりましたわ。高野さん」

 眼鏡を掛けた男は、富竹ジロウさん。何でも調査部と言われる人である。月に1・2回は、雛見沢に来ることになっている。次に、作業着を着た男は、小此木鉄郎さん。不正規制部隊山狗の隊長で、何でも機密保持を担当する部隊である。

「それで、私はどうすればいいのですか?所長」

「ええ、高野さんは、地下診療所に来てくれませんか、色々とお話がありますので」

 そう言うと、高野達は地下診療所に行った。主に、この診療所のメインは、地下の方である。表上は、特殊な風土病研究の為の診療所となっているが、本当は、女性を誘拐し、調教する為の施設だが、一部の人間しか知る由もない。

「じゃあ、僕はカメラマンと言う事になっているから、そこら辺を散歩して
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